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iPad miniの充電用ストレッチャーを作ってみた

昔、「工場萌え」という言葉が話題になりました。

工場の煙突やタンク、配管などの景観に構造美を感じる趣向のことでありますが、実用から張り巡らされた血管のような人工物を美しいと感じるのは、ピラミッドなどの古代遺跡を見て圧倒されるのと同様に、何か人間の本能や可能性に触れるような感覚的体験なのかもしれません。

一方、近年のデスク界隈では、配線は隠すのが良いというのが主流の考え方でして、PREDUCTS 代表のGo Andoさんの「デスクをすっきりさせるマガジン」は自分も本当にメチャメチャ好きで、ケーブルを見せないテクニックと情熱には多大な影響を受けたものです。

今回は、そんな配線関係にまつわる私的なデスク環境のアップデートについて、久々に簡単なDIYをしてみたので、特にiPad miniユーザーの方の参考になればということでシェアさせていただきます。

よりミニマムなデスクを求めて

私の自宅のデスク環境については、過去に何回も変更を重ねておりまして、最近ではキーボードスライダーも外し、MacBook Airをクラムシェルモードにして縦型のスタンドに設置するという感じで使っていました。

最近のスタイル(※さらに最近はUSBケーブルも不使用)

しばらくはそれで落ち着いていたのですが、トバログさんのデスク動画を見て、(自分とは構成が全く違うのにも関わらず)ふと、「MacBookをほぼ外に持ち出すこともなくデスク上に鎮座しているだけだから、机の下などに移動することができればなぁ」などという考えが浮かんできました。

ドント・ストップ・ミー・ナウ

すると、いつもの悪い癖で居ても立っても居られなくなり、とりあえずどのような方法がベストなのか、しばし考えることになったというのが今回の経緯です。

Don't Stop Me Don't Stop Me Ooh Ooh Ooh (I Like It)

どこにMacBookを置くか問題

MacBookの置き方としては、だいたい次の4種類に分かれるようです。

  1. アームで浮かせる

  2. スタンドに立てる

  3. デスクの横にポケットを設置する

  4. 天板の下に吊るす

1. のアームで浮かせる方法と、2.のスタンドに立てるやり方については、過去に私が試したことのあるスタイルです。

今回は、クラムシェルモードのままMacBook本体を見えなくするのがテーマなので、3.デスクの横にポケットを設置する、4.天板の下に吊るす、の二つのやり方を比較しました。

デスクの横にポケットを設置する

これについては、ツヨシさんのブランド「techyou」の製品が機能的にも良さそうでした。
類似品ではクランプで天板に固定するものが多い中、デザイン的にも良い感じなのですが、前述の通り私はMacBookを頻繁につけ外ししないので割高感が…

あと、この方法で取り付けた場合、(大丈夫だと思いますが)もし机の上でドリンクが入ったタンブラーをひっくり返してしまったら… という一抹の不安が拭えなかったのも理由でした。
でも、やっぱり格好いいっす。

天板の下に吊るす

次に検討したのが、天板の下に吊るすことです。
DIYデスク環境では、結構やっている方も多いような気がしますね。

コスパ的も良さそうで、天板の空きスペース的にも大丈夫だったため、本当に購入の寸前までいきました。
後述するFlexiSpotの引き出し本体の下の位置に取り付けできるものがあれば、この方法を採用していたかもしれません。

FlexiSpot S01のスキマ空間を活用する

最終的に第五の道として、FlexiSpotの引き出しと天板の間の微妙な空間(以下、【スペースS01】とします)を活かしてみる方向で考えることを選択。
試しに、MacBook Airを移動することにしました。

【スペースS01】に移動したMacBook Air

上の写真にもちょっと写っていますが、最近になって充電用にCIOのマグネットケーブルを導入しまして、これが超便利でオススメです。

自分が普段持ち歩くガジェットの中で、唯一無線充電ができないのがiPad miniだけなので、【スペースS01】に置いたMacBook Airの上の空きスペース(ややこしい)を活用し、ここを充電ステーションにできればかなり使い勝手が良さそうです。

今回のDIYレシピ

前置きが長くなって申し訳ないです。
以前に書見台を置く机上台を作成した時のように、【スペースS01】にiPad置きを設置すべく、100均のセリアに繰り出しました。

最近では100均もキャンプ用品が充実しており、私のイメージに近いものもあったのですが、高さ調整のためパーツを切断したりするが面倒くさそうだったため、原案の通り「机上台方式」で進めることに。

実際に購入した材料は、こんな感じです。

■100均のセリア
・ちっちゃいまな板〈黒〉
・アイアンハンドル マットブラック(幅7×縦2cm)×4個
■その他(家にあったもの)
・両面テープ
・滑り止めシール(※傷防止なので、滑り止めシールである必要はない)

全部セリアで調達

作ってみた

では、早速作業に入っていきましょう。

「ちっちゃいまな板〈黒〉」のサイズは、150mm×250mm。
こいつがMacBook Airを跨ぐことができればOKです。

サイズは一応確認しました

まず、アイアンハンドルに両面テープを貼っていきます。

遠近法のバグのように感じるかと思いますが、安心してください。
適当な長さでカットしたので長さが揃っていないだけで、あなたの視覚は正常です。

こういう見えないところは適当でOK

次に、アイアンハンドルがMacBookに触れそうなところに、傷防止のシールを貼ります。

私は、以前iPadのスタンド(Majextand M)の滑り止め用に買ったシールが思惑が失敗して余っていたので、本来の使い方ではないですがこれを活用しました。

細かいことは気にしない

あとは、コの字型にアイアンハンドルを配置していきます。

下の写真を見て賢明な諸兄はお気づきかと存じますが、反対にするとまな板の取手部分から両面テープが露出するギミック(!)

まあいいじゃん、そういうの

完成

チープな素材なのに、アイアンハンドルがいい味を出しています。
割とカッコ良くないですか?

テープを付けて貼っただけ
ちょっと質感が良い

iPad miniを載せてみると、ちょうどジャストなサイズ感。
お手軽DIYでこのクオリティは、結構良いんじゃないでしょうか(自画自賛)。

両面テープがチラ見え
🤟ジャスティス!

設置してみた

引き出しの上に乗せてみたところ、ちゃんとMacBook Airを跨いで設置することができました。

正直ざっくりと測ってセリアに赴いたので、無事に目的を達成することができて一安心です。

ストレッチャーの用意ができました

さらに、この自作ストレッチャーにiPad miniを乗せ、引き出しの奥にスライドしてみました。
天板の下まで完全に引っ込むところがお分かりいただけると思います。

iPad miniさんを乗せる
奥にスライドします
MacBookに当たるところで止まります

鬼速PDCA

最後に、今回のDIYで残念だったポイントです。

CIOのマグネットケーブルを活用するにあたり、できるだけケーブルを露出させたくないから天板下に配置したのですが、マグネットケーブルがストレートタイプだったため、前にスライドすると引き出しのプレートに引っ掛かってiPadがずれてしまうというアクシデントが…

このマグネットケーブルが
手前にスライドするとズルッとなる

これについては、最初の思惑(P)どおり、充電ストレッチャー作り(D)自体はうまくいったので、iPadがズッコケる問題(C)に関しては、早速AmazonでL字タイプをポチった(A)次第です。

失敗を恐れず、超鬼速でPDCAを回していきます。

まとめ

やはりDIYで良い感じのものができると嬉しいですね。

実際にiPad miniを使っている人で、このアイディアが役に立つ人がどのくらいいるのだろうかと思いながら、自分としてはデスクがスッキリして大満足。

誰かに伝えたい、この想い。

スッキリしました

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。

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