ReBuilding Center Japan サポーターズに行ってみた
先週投稿したReBuilding Center Japanのコンセプトブックで、リビセンの考え方や作る空間が素敵だなと思っていたのですが、
リビセンのお手伝いができるサポーターズという制度があるのを知って、ちょうどタイミングが合ったので行ってみました。
活動の一部に関わらせてもらって、レスキューという考え方についてより深く考えるきっかけになった&貴重な経験をさせてもらったので、備忘録として残します。
レスキューとは
レスキューの流れは、家主の方から依頼を受けて、取りに行って、洗ったり加工して、店頭に並べるorリノベの依頼があったときに材料として使うなどして、次の使い手にバトンを渡していくというのがざっくりとした流れ。
サポーターズの活動をする前にスタッフさんが話してくれて印象的だったのが、
「レスキューについて、空き家から古材を回収することが切り取られがちだけどそうではない」と。
古材を回収するだけでは、ただ古材の置き場所が変わっただけでレスキューにはなっていなくて、
使えるように手入れしたり、別文脈での新しい使い方を考えて加工したり、
そうしたものがお客さんにも伝わるように店舗のディスプレイを工夫したり、スタッフも背景を理解してお客さんに伝えられるようにしたり、、、
様々なプロセスを通じて、
次の使い手に引き継いで、
その人が使ってくれて初めてレスキューが完結するんだと。
すごく素敵な考え方で、この考えを知れただけでも来た甲斐があったと思いました。
レスキューに込められた思いを先に知ることで、サポーターズの活動が何に繋がってるのか意味を感じながら活動できるようにいつもお話ししてるんだそうです。
実際のサポーターズの活動
説明の後、実際の活動で私がやったのは以下
①古材の洗浄
②洗浄した古材にナンバリング、運搬の積荷、片付け。
まず、11時-13時と14時-16時で、
回収して来た古材(今回は養蚕で使われてた糸巻き)の洗浄をしました。
他のメンバーは棚とか大きめの古材や
ガラスの洗浄をやってる方もいました。
リビセンで回収したものは、
木材を傷めないよう基本的に全て丁寧に水洗いをするんだそうです。
水とタワシでひたすら洗う単純作業ですが、
どうやったら早く綺麗に洗えるか自然と考えて、道具や洗う順番を工夫して実験して、
久々に1つのことに没頭できた時間はとても心地よかったです。
(腰とかはキツくなってくるのですが笑)
その後は、洗浄した古材のナンバリングや積荷の手伝いと片付けでした。
リビセンでは、回収してきた古材をお家単位でナンバリングをして、どこから回収したものか区別できるようにしているんだそうです。
お客さんが古材を買った際に、
元々はどういう方が使ってたのかストーリーも併せて伝えることで、
引き継いだ後大切に使ってもらうきっかけになればという思いで行っているそうです。
そんな取り組みも素敵。
洗浄は店舗とは別の場所でやるので、
乾かしてナンバリングした古材をトラックに積んで店舗に運んで完了です。
天狗結びという、荷物を固定するための結び方を学びました。
ちなみに、サポーターズをすると1日の場合はお昼と夜スタッフさんと同じまかないをいただくことができます。
スタッフさんとお話しするのも楽しいですし、賄いもめちゃくちゃ美味しかったです🥺
休憩の時に併設のカフェでゆっくりさせてもらったのですが、ここも素敵空間でした。
サポーターズをしてみての気づき
洗浄のとき、養蚕で使われる糸巻きを見たのも触ったのも初めてで、今の時代に何に使われるのかわからなかったです。
スタッフさんに聞くと、
花挿しや植木鉢置き、間接照明置きとして使い勝手がよく人気なアイテムなんだそうです。
もの自体は変わらなくても、
意味づけや使い方のアイデア次第で、価値あるものに生まれ変わることができるんだなと。
そうならずにゴミとして捨てられてちゃうものも世の中にはいっぱいあるけど、
その中には手入れをしたら全然使えたり、別の使い方をすることで活きるものもあるから、
それを見つけられるクリエイティブさを自分も持ちたいと思いました。
回収した古材に限らず、
自分が普段使ってるものたちに対しても。
リビセンの活動を通じて
活かすも殺すも見方や自分次第だと
身をもって学ぶことができました。
まとめ
自分が大好きな場所を作ってるリビセンがどんな考えをしてたり活動をしてるのか、
サポーターズの活動やスタッフさんと話すことで中から知ることができてすごく嬉しかったし、
改めてレスキューという考えに自分はとても共感しているんだと実感できました。
2回目以降はタイミングが合えば回収の同伴もできるらしく、またお手伝いにいきたいなと思います!
ついでに立ち寄りおすすめスポット
①太養パン
②健康センター
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