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独検1級 2次試験2024年度

1/26 今日は独検の二次試験の日でした。

結果については下に載せました。

読者は、二次試験が控えている人でしょう。
インターネットで検索してみても、二次試験のことはあまり情報が出てきません。
そのため、体験に基づき、当日の流れを説明したいと思います。

まず、2024年度の場合は試験場が市ヶ谷でしたので、駅からJICA 地球館まで歩いて行きました。一級が午前、準一級が午後という全体の流れは知っていましたが、一級の中にも前半後半があるようでした。

控え室に入ってからは、スマホなどは一切使えないので気をつけてください。
僕は音楽を常に聴いてリラックスしていたかったのですが不可でした泣
一級の前半は11時から11時45分、後半は11時45分以降が受付という形に、オフィシャルではなっていました。しかし、後半の人も11時過ぎから来ていたので、厳密な時間ではないようです。当日には、受験の順番は決まっているため、早く行ったから早く受けて、帰れるわけではありません。

一級の試験部屋は全部で5個あり、前後半合わせて30人ほどの人が二次に進んでいました。例年より少し多めなのかもしれません....

控え室でしばらく待つと係の人が呼びに来てくれます。エレベーターを使って試験部屋の前まで案内され、そこで待っていると日本人の監督が呼びに来ます。そこからが受験スタートです。

過去に受けた英検でMay I come in?を言わないで入ってアティテュード最低点で落ちた僕からしたら、独検は呼びに来てくれるため「ドアノック」が必要ないため最高ですね笑笑

部屋に入ると、ドイツ人の監督がいました。
座って受験番号と名前の確認をしたら、テーマが4つ書いてある紙を渡されました(過去問などに書いてあるもの)。
で、3分だけ考えられるのでどれにしようかと熟考しました。1つ目と2つ目は忘れてしまいました、すみません。3つ目は学費の無償化で、4つ目はTeilarbeitでした。最初は学費の話をしようかなと思ったのですが、語彙が難しそうなのと論に自信がなかったので、4つ目に途中から変えました。

色々と熟考して、紙を回収された後に、自己紹介、何年ドイツ語を勉強しているのか、ドイツ語を始めた理由などを聞かれます。1級の二次まで来る人はこのあたりは何度もいろいろな場面で話していると思いますので割愛します。

自己紹介などをすると、話そうとしていたことを割と忘れてしまうのでこれ割とトラップだと思います。メモできないし!

独検の二次で求められるのは、
「発音の正確さ、イントネーションの適切さ」
「適切な語彙と文法の知識」
「テーマに即した意見を述べる能力」
「一般的なコミュ能力」
です。

以上の点を見られているため、
事前にある程度の用意は必要だと思いました。
特に3つめの項目で良い点をもらうためには!


そのため、事前に出そうだなと思い用意してきたテーマは、ジェンダー、KI、右翼の説明でした。この3種類をほぼ暗記しておけば、当日違うテーマが出てきても、型に当て嵌めればいけるだろうと考えていました。
実際、用意してきたテーマとは関係ないテーマだったため、本文を軽く要約し、用意してきた型に当てはめ、主張(Teilarbeitは良いこと)、メリット(自由時間多い、趣味できる)、デメリット(あんまりお金稼げない)、結論を話しました。おそらく3分か4分です。型については、Stellungnahmeとネットで検索したらたくさん出てくると思うので、それを暗記しましょう。

こちらが一方的に話したあと、このテーマについて色々と質問されました。
例えば、将来どんなパートジョブに就きたいか、オランダとドイツのパートタイムは割とお金が稼げるらしい(本文の内容)が、日本はどうなのか?君の親はパート?将来婚約者はパートがいい?などです。
主張であまり時間が使えないと結構質問されるようですね。これが吉と出るかは人によるかもしれません、ただ、コミュニケーション能力を測る上で、問答は大切なことのような気がします。

自分の場合は、割と止まることはなく流暢に話せたと思います。ただ今回のテーマについてのメリットが、自由時間をたくさん使える、デメリットがお金を稼げないくらいしか主張することはなかったので、語彙力と主張としては微妙だったかなと思います。ただ、言いたいことをきちんとは言えたので、当日に手応え自体はありました。

ここから下は結果についてです。

2/5に結果発送だったので、6日に届くかなと思っていましたが、7日に届きました。合格証が付随するため、遅く届いたら受かってるのではないかという3級の時から感じていました。
これってジンクスなのかな....。

家のポストの前ですぐ書類は開封しましたが、すぐに合格証が見えて安心しました。
結果は、34点でした!!
32点以上で合格(なぜかここだけ8割必要)なので、ギリギリってわけでもなかったのかなって思います。

当日の感想が、概ねでしたが、合格できた理由としては、ゲーテのC1のsprechenの雛形が頭にあって、Gender, KI などのテーマをその型に嵌め込む練習をしていたので、即座に他のテーマにも転用できたのかなと思います。つまり、型に関しては暗記が最低限やるべきことなのかなとかんじました。

語彙力は少し低めではあったものの、コミュニケーションとして成立させるのが大切なのだと思われます。メリットとデメリットも根拠が薄かったり、主張としては微妙だとしても、主張することが大切だったのです。

これから二次試験に臨むであろう受験生の皆さんは、あまり緊張せずに楽しくドイツ語を話すことを意識し、ネイティブの先生に対して上手く話そうとせず自分の想いをぶつければ受かると思います。応援しています。


24年は合格率19.74%と23年の9%よりもはるかに高かったので、運が良かったのかもしれませんが、これから受ける人に当日の流れだったりを知ってもらえたら良いなと思って書きました。


何かありましたら、聞いてください!
ここまでお読みいただきありがとうございました。

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