足を止めて ~月明かりの下の公園で~

出会いと別れを繰り返し
悲しみを乗り越えていくのだと
若いふたりの歌声が
僕を引き止める

人生を語るには短すぎるふたりに
僕と君の あの頃が重なる
遠い記憶のなかに
君の笑顔と涙が浮かんでくる

いつの間にか薄れた 別れの悲しみ
涙の河を渡れなかった日々

もう誰も愛さないと 自分に誓い
乾いた大地を歩んだ日々

鮮やかすぎる思い出が
僕を引き止める

僕は 乗り越えられずにいる

いいなと思ったら応援しよう!