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sonoの現在の動きと、MVV刷新について
VR音楽プラットフォーム「sono」の構築を目指して事業化を進めているmimyです。
2024年にやっていたこと
前回の記事からまたまた一年以上空いてしまいましたが、ちょうど一年前は「J-StarX地域起業家コース シリコンバレー海外研修」に参加するためサンフランシスコに旅立っていたところでした。
この研修ではなんと、最終日の成果発表会で「儲かりそうなビジネスアイデア部門」第2位を受賞しました!
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実は起業プログラムの研修内容に盛り込まれていた壁打ちのときに「今のままのアイデアだと、大手が同じ土俵に参入してきたら太刀打ちできないよ」と指摘を受けていました。
その後、研修3日目にはPLUG AND PLAY訪問中に2回嘔吐してしまい、皆んながIntelやGoogleなど最先端のテック企業に訪問してる間PLUG AND PLAYに置いて行かれてマッサージチェアの上で寝かされて、「私はこんな地球の反対側まで来て何をやってるんだ」と落ち込んでたんですが。
休息を取っている間に改善案をゆっくり考える時間ができ、ブラッシュアップしたアイデアで結果的に最終日の受賞に繋がりました。
審査員の方から「sonoは本当に良い事業アイデアだと思った、応援してます」と言ってもらえて嬉しかったなぁ。。。
あれから一年。
こちらの記事で触れましたが、sonoのVR事業を「うちでやってほしい」と誘われVR事業責任者として入社したシステム開発の会社の方針が変わり、社長から「sonoはやらない」と言われたのが2023年12月末でした。
それから半年後の2024年6月にその会社を退職し、2024年12月末までは新規事業開発に特化したコンサルファームのグループ会社でフロントエンドエンジニアとして働いていたのでいたのですが、2025年1月からは会社のお仕事を業務委託にさせてもらうことにして会社員を辞め、いよいよsonoの本格的事業化に向けて動き始めたところです。
そうそう。2024年後半はsonoの商標登録を取得したり、DJ/マシンライブイベントを主催したり、音楽レーベル「sono creative」を始動したり、音楽メディアでは楽曲制作コンテストを開催したりと、かなり密度の濃い時間でもありました。
2025年、sono事業化へ向けて
まずはシステム開発やマーケティング等の支援を行いながら、VR音楽プラットフォーム構築へ向けて舵を切ってまいります。
sonoの着想を得てから気が付いたらもう3年経つのですが、その間に強い仲間がどんどん集まってくれたので、企業やアーティストへの支援として出来ることもかなり増えました。
今、sonoに集まってくれている仲間たちが出来ること:
システム開発・アプリ開発・Dapps(Web3アプリ)開発
XR関連の開発・メタバース構築・ソーシャルVRワールド制作
Web制作・Webサービス開発
3DCG制作
イラスト制作
動画制作・ドローン撮影
楽曲制作・マスタリング
服飾制作・衣装デザイン
アーティストのプロデュース
音楽・映像の権利関係に関する相談
SNS運用・マーケティング支援
補助金・助成金申請サポート
・・・列挙したら、こんなに沢山ありました!!
特に、sonoのVRプラットフォーム開発をし引き受けてくれることになったpiacereさんは、小学生の頃からプログラミングを始めて40年以上エンジニアリングに携わり、現在はプログラミング言語Elixirを使って人口衛星に搭載するための非ノイマン型・超軽量・超高速CPU「ElixirChip」を開発している方。
Elixirは並行処理性能が非常に高く、Discordなどのサービスでも使われているプログラミング言語です。
数社のIT企業でCTO/CEOを兼任し、ITコンサルタントでもあるpiacereさんとタグを組むことで、sonoの開発だけでなくITに関する様々なお困りごとを解決する支援を行うことが可能になりました。現在は医療従事者向けWebアプリや業務用の在庫管理システム、ブロックチェーン技術を使ったたまごっちのような育成ゲームアプリといったプロダクト開発の相談を受けて、piacereさんと一緒にプロジェクトを進めています。
sonoはNFTマーケットプレイス機能を搭載したVR音楽プラットフォームとして構想していますが、将来ElixirChipを搭載したHMDを使ってsonoのVR空間で音楽イベントに没入体験する日がやって来るのではないかと考えると、ワクワクしてたまりません。
それから、3DCGデザイナーのKULARKsさんも強い味方。
テクノのビートメーカーとして元々Twitterで繋がっていたのですが、私がnoteに初めて書いた記事を見て以来ずっとsonoに関わってくれています。
KULARKsさんは、トラックドライバーのお仕事をしながら毎朝30分間をBlenderで3DCG制作する時間に充てることを2年間続けた結果、SUMMER SONICやフジロックに出演するアーティストのPV制作やFortnite向けゲームなどの制作に3DCGで参加するようになり、現在は独立して3DCG制作を中心としたお仕事をされています。
sonoのPVも、もちろんKULARKsさんが作ってくれました。
そして、sonoの音楽メディアのコラム執筆やSNS運用を担当してくれているのは、EAST TOKYOで活動するJAZZ DJチーム「Jazz Dailaz」のクルー、ムードミュージックDJであり作曲家として商業施設や化粧品ブランドの宣伝音楽の制作実績もあるうらんちゃん。
音楽ライターをしたりアーティストの支援活動をしたりと大活躍中の彼女はいつもsonoのユーザーのために心配りをして動いてくれており、sonoには欠かせない大切な存在です。
その他にも、専門学校で3DCGなどグラフィックデザインの講師をしつつ大手広告CMやミュージックビデオのCGを手がけるなど映像分野の様々なプロジェクトに関わっているMASUDA Takahiro -minato-さんや、
メタバース制作チーム「TEAM METAVERSE」に所属し、「Spatial」や「cluster」などのプラットフォームで数々のメタバースワールド制作のディレクションを担当しているruruさんや、
mocopiでアバター映像制作するアプリ「ケヤキスタジオ」を開発・運営し、Unityを中心に、メタバースのシステム開発、スマートフォン向けARゲーム開発、MRゴーグル型デバイスのアプリの受託開発など、幅広いXR開発の実績を持つ上田雄大さんなどーー
このように、「sonoを作ろう」と動き始めてからの3年間で、sonoには強力な味方が次々と増えていきました。(sonoの事業案内ページでメンバー・サポーターを紹介しています。)
sonoの新MVV
こうしてsonoに新しい風がどんどん流れ込むようになったことで、サービスの本質を何度も繰り返し自分自身に問い直し、sonoのMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を改めて考え直すことにしました。
sonoの価値ってなんだろう?
sonoが作ろうとしているものは、年齢・性別・人種・生まれた地域に関わらず誰もが自分の価値を認められるプロダクトです。
そして、ユーザーにとってsonoは、VR環境で場所を気にせず音楽と映像の世界に思い切り没入し、生来の容姿がどうであるかにとらわれず好きなアバター姿になって思うように自己表現できるサービスです。
sonoを構築することで、どんな世界になるのか?
現在の世の中では、一部の人たちだけに富が集中して、大半の人たちはどれだけ才能があっても正当な評価と対価を得られず諦めてしまう構造になっています。 sonoが目指すのは、この構造から脱却し、富の偏在をなくして誰でも正当な評価と対価を得られる世界を作ることです。
これらを踏まえて、sonoのMVVを次のようにしました。
ミッション :クリエイティブの力で世界中の人を豊かにする
ビジョン :音楽とテクノロジーで実現する、努力と才能が正しく報われる新しい経済圏
バリュー:表現する自由と、認められる喜びを
ミッションに関しては、以前からずっと変わりません。
ビジョンとバリューについて、sonoがどんなサービスであるかをより端的かつ明確に伝える言葉に変更しました。
今後もまたsonoで色んな企画をしていきますが、すべてこのMVVに根差した活動を行ってまいります。是非ご期待ください!
そして、VR音楽プラットフォームの構築に一歩でも早く近付けるように、受託開発等で資金づくりを行なっています。
先述の通り、sonoには強力なメンバーやサポーターがいてくれているお陰で、様々なご相談を承ることができます。システム開発やXR関連のご相談、3DCG制作など、ご興味があれば sonoの事業案内ページからどうぞお気軽にご相談くださいませ!