西洋占星術で一夜漬けするには??夜食はお茶漬け〜初心者からの脱出法:連載②〜
(前回からのつづきです)
アセンダントを最初に読みましょう。
と、提案したのはわたしなのだが。
そのまえに、
いくつか説明させてほしい。
わたし個人としては
アセンダントを起点に、東西南北(4つのアングル)を最初に読む、というやりかたは、とても良いと信じているし、慣れないうちは、とにかく東西南北を最初に見なさい、と、おすすめしたい気持ちなのだが。
でも、
そのまえに。
そのやりかたが、あまり普及していないのにも、相応の理由があると思うので、まずは、それについて言及してみたいと思う。
そのうえで、
『だからほら、やっぱり東西南北から読むのが、良いやりかただ!』
とあらためて自画自賛して、
自分の方法論を猛プッシュしたいと思っているのだ。笑笑笑✨ヽ(´▽`)/✨ヽ(´▽`)/✨
なぜ、こんなことをするのかって。
それはもう。
東西南北(4つのアングル)の組み合わせは、
たった5つのパターンに分類される。
これが、どれほど、画期的な分類法なのかを、読んでいるあなたに、わかってもらうため。
ふーん。
で、終わらせたくないのよ。
わたしとしては。
せこい?
でもね、この記事、
無料公開ですよ??
だからせめて、
ちゃんと読んで、
真意を理解してほしい。
それでね。
まず聞いてみたいのはね。
西洋占星術を始めるまえに、
いわゆる星座占いにハマっていた人は、
どれくらいいるのでしょうか??
星座占いって、
きょうの運勢、1位は山羊座。
とかの、あれね。
テレビや雑誌に、かならずあるやつ。
(いや、かならずではないです💦)
(まあまあよく出てくるやつ✨✨)
3月21日〜4月20日は、牡羊座。
4月21日〜5月20日は、牡牛座。
以下、各星座約1ヶ月ずつ。
だれにでも、自分の誕生日をもとに、
星座がひとつずつ割り振られ、
だれもが、カンタンに、きょうの運勢などのコンテンツを楽しめる、というお手軽システム。
今日び、
あなたの星座は?
と聞かれて、意味がわからない、という人は、ほとんどいないと思われる、、、、、
鏡リュウジさんや石井ゆかりさんが、
この、極めて単純化された星座占いを、まるで、西洋占星術の一角をなす重要な技法のひとつであるかのように語り続けたため、
『星座占いからステップアップする』形で、西洋占星術に参入してきた人もかなり多くいるのではないでしょうか??
最初の入口として、
星座占いは、自分の誕生日だけあれば良いので、だれでもすぐに参加できる。
次に、もっと本格的にやりたい、と思ったら、西洋占星術。
そーゆー流れが
いまでは、
すっかり、
できあがっているのでは??
西洋占星術をやってみたい!!
そんなとき、いまなら、生年月日出生時刻出生地を入力するだけで、すぐにホロスコープを計算、表示してくれる無料サイトが多数あるので、
『太陽星座占いの延長線上で』
自分のホロスコープをゲットする、というところまで来た人は、かなりたくさんいることでしょうね。
その時点で、
基礎知識として、こんなことを知る。
いままで、
12月21日から1月20日は山羊座、
とされてきた星座占いでの常識は、
西洋占星術としては
『太陽が山羊座にある』
という意味だ、と。
で、そのときには、
『太陽星座は山羊座』というのは
どのような意味なのかは
すでに星座占いで(とくに自分の星座だけは)何度も見て、見飽きてしまっているので、
今度は、月星座を見る。
次に水星星座を見る。
次に金星星座を見る。
そんなふうにして、それぞれの星がどの星座に入っているのかを見て、ふむふむ。わたしって、こんな人だったのか。なるほどねー。でも、当たってなさそうなところも、あるなぁー。
たいていの人にとって。
入口は、こんなふうになっているのではないかと思います。
それ以外のパターンって、はたしてありえるのでしょうか??
西洋占星術を知ったその日に、
まず真っ先にアスペクトを見た、という人がいたら、お目にかかりたい。その人は、よほど目立つアスペクトを持っていたにちがいない。
グランドクロスかグランドトラインか。それとも、まさかの、グランドセクスタイル??
西洋占星術を始めたその日に、自分のホロスコープで最初に読んだのが、サインハウス対応関係だったとしたら、、、、、、。
その人は、買ってきた基本書の、最初のページから真面目に1ページずつ読んでいて、その本はなぜか、まず真っ先にサインハウス対応を書いていた、ということでしょうな。それ以外、ちょっと想像つかないや。笑笑笑
さて。
ここまで読んできて、
どのように思いましたか??
わたしとしては、
このような流れを描写してみたつもり。
①太陽星座占いにハマる
(すくなくとも興味を持つ)
②そこからもう一歩踏み込んで西洋占星術へ
③西洋占星術では『太陽は山羊座にある』『月は乙女座にある』などなど、それぞれの星が、いずれかの星座に入っている形になっているものなのだと、理解する。
④基本の10天体だけでも、10とおりもの『○○星が○○座に』というトピックが並列にならんでしまい、それぞれの意味が矛盾してしまうこともあって、何が何なんだか────さっぱりわからない!
あなたも
(さいしょは)
こんなふうに進んできたのではないですか??
でね。
こうした流れは自然に生じるものなので、
この流れじたいをどうこうすることは、だれにもできない。
すくなくとも、今という時代においては、多くの人が、こういう流れで西洋占星術に入ってくるのだ、ということを認めて受け入れるしかない。
でもね。
これだと、ひとつ、重大な盲点が生じるわけです。
それは、
どういうことかと言うと。
端的に言えば、
西洋占星術とは
『○○星が○○座に』
というトピックの集合体である、
という思い込みです。
いやぁ、
わたしとしても
『○○星が○○座に』というのを
『トピック』と呼ぶのは
妥当かどうか、ずいぶん迷ったのですが。
しかし、適切な呼び名が見当たらないので、ここは、仮に、トピック、ということで、、、、、
オチャヲニゴシマス、、、、、
ともあれ
『太陽は山羊座に』
『月は乙女座に』
『水星は射手座に』
などの意味内容をそれぞれ読んでいって、
もちろん、そこに、
『太陽は12ハウスに』
『月は8ハウスに』
といった、ハウスの要素も加えて、
さらに
『太陽と月は120度でトライン』
などのアスペクトも加えて、、、、、、
(あまりにも多くのトピックがそれぞれ矛盾した内容を伝えてくることには、うまく目を瞑って)
ぜんたいとして、
矛盾のない、
ひとつの人物像を提示できれば、
『ホロスコープを読めた』。
そんなふうに考えて(想定して)いるのでは、ないでしょうか???
でも、
はっきり言って、
それは、ちがいます。
というか、そのやりかたで、ほんとうに『読める』のなら、それで何の問題もないし、まったくそれでよいのですが。
でも、
そんなことは
不可能でしょうが!!!
ここは、
すこし冷静に考えてみてください。
この方法だと、
断片化された情報が、次々増えていきますね。
太陽は山羊座、というだけなら、たったひとつのトピックでしかなく、
事実、
星座占いのときは
『山羊座』
の欄だけ見てれば、それでよかったのに。
そこに
『月は乙女座』
『水星は射手座』
などの星─星座の関係が
『冥王星は蠍座』まで
10個も並んで。
さらに、
アセンダントは、ディセンダントは、
などと言い出したらさらに増えて。
アングルだけでなく12個あるハウスをぜんぶ並べたらますます増えます。
そのうえ、
さらに、
アスペクト???
そんなことしたら、
ますます収拾がつかなくなるではないですか!!!
読み出せる情報(トピック)を
増やしすぎるのは、
はっきり言って、
混乱を招くだけ。
その気になれば
読み出せる情報(トピック)は
いくらでもあるし、
プログレスとか
トランシットとか
ハーモニックとかの
『情報を増やすための方法論』
なら、
占星術には、
いくらでも、
はてしなく、
存在するのです。想像できますか???
でもね。
逆に言って、
『情報を絞るための方法論』が
西洋占星術には、
無さすぎるのよ。
これって、いったい、、、、、
どうしたらいいの????
すこしはおわかりいただけたでしょうか。
最初に東西南北を読む、
と決めつけてしまい、
しかも、それは、たったの
5つのパターンにまとめられる。
このことが、
どれだけありがたいことか。
すこしだけ、ホっとしてみてください。笑
『○○星が○○座に』というトピック、
言い換えれば
『太陽が山羊座にあると社会性のある真面目な人になる』というような知識は、
言ってみれば
西洋占星術における
『レベル1』の知識なわけです。
『レベル1』の知識は、それじたいでは、断片化されすぎており、
『レベル1』の知識を、どれほど集めても、全体像が見えるようには、なりません。
では
レベル2以降の知識は、、、
ということになるのでしょうが。
じつは、
本来、レベル1の知識の基盤となるべき、
レベル0とでも呼ぶべき知識があり、
ほんとうは、そちらのほうが、重要です。
占星術愛好家にとっては、
あまりにも当たり前すぎて、
わざわざそこだけをピックアップして教えよう、という感じにはならない。
しかも、初心者から見ると、なんだか付属品のような、おまけのようなトピックに見えて、軽視、というか素通りされがち。
そんな知識:『レベル0の知識』というのがあって、それはそれは、西洋占星術のカナメ(漢字で要)、要諦、要点、といっても良い部分です。
わたしに言わせれば、
その部分:『レベル0の知識』だけは
暗記が必須。
それ以外は、
正直、後まわしでいいです。
レベル1の知識は、その都度、本を見ていたって、べつに、問題ない。
『太陽が山羊座にあるけど、これって、どんな意味??』と
その都度、参考資料を調べていても、べつにいい。
そんなことよりも、
どうしても暗記してほしい。
丸暗記、どころか、
ほとんど条件反射のように、
すぐに思い浮かべることができるようになってほしい知識が、すこしだけ、あって。
その、通称:『レベル0の知識』について、次回は説明していきます。
長く引っぱってしまって、
ごめんなさいね💦
でも、
『要点はこれだー!!』
と叫ぶのは一瞬(1ページ)でできても、
どうしてそれが要点なのか、という説明には、
どうしても時間がかかるものなのです。
そういうわけで、
つづきます。
あ、
よかったらウチのサークル入ってね💖
お待ちしております✨✨✨
って、
まだ審査中なんですけど💦