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NGC1952 M1 Crab Nebula かに星雲 おうし座 2025-01-26-01-03

NGC1952 M1 CrabNebula 2025-01-26-01-03

東京某所、ベランダより電子観望(SQM: 18.14 mag./arc sec2)
MACSY60, Neptune-C-II, AZ-GTi, SKYMEMO S/SW, SharpCap 4.1, SynScanPro 1.19.20, Siril 1.2.4
2024-11-25 ~ 2025-01-26, Gain: 95, Exposure: 180.0s, stacks: 95580sec
8.4等級 RA/DEC(J2000.0): 5h34m33.01s/+22°00'52.5'' (steralium)

 星団・星雲のカタログ名で有名なメシアカタログの第1番、おうし座の隅にある、かに星雲。長時間の撮影が可能になってから、ぜひ撮ってみたい対象でしたので、この季節の深夜、ベランダからちょうどいい位置で撮影できることを確認、約20日分、27時間分を撮りためました。

WCS Information (Siril)

 約1000年前、1054年の記録に残る超新星爆発が起源とされ、1758年にシャルル・メシエが彗星とは分類する趣旨でまとめたメシエカタログの1番目として収録。1994年ハッブル宇宙望遠鏡で観測され、超新星爆発によるプラズマが、外側の星間物質を押し広げることでフィラメント構造となり、現在でも広がり発達している様子が明らかになりました。また、中心にある中性子星はかにパルサーと呼ばれ、1969年に発見、強いX線を放出しており、高速回転による周期性の電波は、時間の軟性に使われているとか。
 星雲全体はその特徴で、天文学の発展に多大な貢献を果たしています。

 こちらも周辺に星がいっぱいな画角で、画像処理の歩留まりも良く、特徴的なフィラメント構造をしっかりと炙り出すことができました。こちらは、対象の大きさ・画角的に、全体像をしっかり撮ることができていますが、次はより詳しい内部構造を撮影してみたくなりました。

試行錯誤その1
Sharpcap スタック画像(2024-12-25 2.1H)

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