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12P/Pons-Brooks 彗星 おうし座 2024-04-14-19-00
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東京某所、ベランダより電子観望
MACSY60, Neptune-C-II, AZ-GTi, SKYMEMO S/SW, SharpCap 4.0, SynScanPro 1.19.20, Siril 1.2.1
2024-04-14 18:53~19:40, Gain: 150, Exposure: 3.2s stacks: 2420sec
4.5等級 RA/DEC: 3h03m36.87s/+14°29'34.9'' (steralium)
2024年度に観測可能な話題の2つの彗星のうちの1つ、Pons-Brooks彗星を狙うため、steraliumで時期を見定めていたものの、天候とイベントに阻まれてようやく撮れたのが4月14日と4月19日の2日間だけでした。
しかも、撮影可能な時間帯は、日暮れから地平線に沈む約1時間程度、位置的にはベランダの端を狙う形で、前日にセッティングを済ませておく必要がありました。
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Pons-Blooks 彗星は、ハレー彗星等と同様、太陽系を周回する周期彗星にあたり、約70年で1周しています。1800年代にフランスの Jean-Louis Ponsと、イギリスの William Robert Brooks と同時期に発見され、この名がついたようです。また、昨年来に氷の本体から突発的なアウトバーストが発生し、塵とガスによる増光で明るさが増した折、その尾の形が角のように見えたため「悪魔の彗星」とも呼ばれたとか。近日点が4月20日から4月21日でしたが、当日深夜は曇天で観測できず。
彗星の尾の雰囲気だけでも出せないか試行錯誤しましたが、核周辺のガス雲であるコマが判別できただけでした。短い撮影時間と少ない枚数、周辺のガイド星も見えない状況の撮像で、手動で位置合わせをするなど、これまでにない取り組みはスキルアップになりましたが、残念ながらここまでのようです。
秋口に近づく予定の Tsuchinshan-ATLAS 彗星に向けて、また計画を練りたいと思います。
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