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NGC2264 クリスマスツリー星団 Christmas Tree Cluster いっかくじゅう座 2024-04-19-19-55
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東京某所、ベランダより電子観望
MACSY60, Neptune-C-II, AZ-GTi, SKYMEMO S/SW, SharpCap 4.1, SynScanPro 1.19.20, Siril 1.2.1
2023-12-29 ~ 2024-04-19, Gain: 95, Exposure: 180.0s, stacks: 75240sec
3.90等級 RA/DEC(J2000.0): 6h40m56.93s/+9°53'40.7'' (steralium)
冬から春にかけて、ベランダから望むことができる特徴的な対象として、 NGC2264 をセレクト。発光星雲と複数の星団を組み合わせた複雑な対象は、周辺に明るい星々も多く、きらきらな画像制作を目指して、結果的に13日分、約400枚、20時間越えのスタックとなりました。
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NGC2264は、大きく2つの天体から構成されています。今回、画角中央の変光二重星 S-Monocerotis を中心とする散開星団がクリスマスツリー星団の本体であり、名前の由来として、逆さまにして主要な恒星をつなぐとその形状に見えるとか。また、画角に入りませんでしたが、下方向に円錐形星雲であるコーン星雲があり、新しい星々とHII領域が広がっています。新旧の星々がそのプロセスとともに集まっている対象として、また距離2300光年の位置は比較的近いこともあり、研究対象になっている模様です。
NGC3521 Bubble Galaxy と比較して、20時間近くを重ねたにも関わらず、散光星雲の青い光は炙り出すも、逆にHII領域の赤い光が埋もれてしまっています。左半分の筋状と右半分のもくもく状がうっすらと見えますが、画像加工で伸ばしすぎるとノイズと被ってしまいます。
光害の影響もあると思いますが、分光フィルタで工夫の余地もあると思うので、次回は赤と青のコントラストによる全体の撮影に挑戦してみたいと思います。
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