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NGC4486 M87 おとめ座銀河A Virgo A おとめ座 2024-07-05-21-05
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東京某所、ベランダより電子観望
MACSY60, Neptune-C-II, AZ-GTi, SKYMEMO S/SW, SharpCap 4.1, SynScanPro 1.19.20, Siril 1.2.1
2024-03-19 ~ 2024-07-05, Gain: 95, Exposure: 180.0s, stacks: 81540sec
8.60等級 RA/DEC(J2000.0): 12h30m49.16s/+12°23'35.0'' (steralium)
春先にターゲットを決めたおとめ座銀河、4月から本格的に撮影を続けたものの、5月下旬以降は曇天ばかりで枚数が撮れず、結局20時間分をためるのに3か月もかかってしまいました。気温も上昇、シーイングも悪くなり、スタック枚数の歩留まりも8割以下になってしまいます。結局18日分、約450枚から、19時間分を重ねた画像となっています。
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NGC4486、M87は、おとめ座の北側、おとめ座銀河団の中心部に位置し、周辺にもたくさんの銀河が広がっています。2019年に話題となった、イベントホライズンテレスコープ(EHT)によるブラックホールの画像は、この銀河の中心に位置するブラックホールを撮影したものです。
楕円銀河に分類され、中心の超大質量のブラックホールと、銀河を取り巻く膨大な数の球状星団とともに、非常に巨大な銀河であり、中心から放出される宇宙ジェットが伸びており、もう少し大きい口径の望遠鏡なら、可視光でも識別できるとのこと。強力な電波源、X線源としても、様々な観測機器で調査が進んでおり、非常に注目の高い観測対象となっています。
手元の撮影機材による対象としては、周辺の恒星も多く、オートガイドも効いて撮影しやすいはずなのですが、季節柄、曇天模様ばかりはどうしようもなく、光害以前の問題で、なかなかやきもきした撮影となりました。
将来、ブラックホールの撮影が気軽にできるようになったら、ぜひ撮影に挑戦してみたいと思います。
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