IC434 馬頭星雲 2023-12-18-00-44
東京某所、ベランダより電子観望
MACSY60, Neptune-C-II, AZ-GTi, SKYMEMO S/SW, SharpCap 4.0, SynScanPro 1.19.20, Siril 1.2.0
2023-11-29 ~ 2023-12-18, Gain: 95, Exposure: 180.0s stacks: 47880sec
7.30等級 RA/DEC(J2000.0): 5h40m49.39s/-2°29'59.5'' (steralium)
天体観測に関わるなら、一度はチェックしたい有名な馬頭星雲。オリオン座の三ツ星の東端、アルニタクの直下あたり。冬の季節、観測にもってこいの位置です。散光星雲であるIC434を背景に、多量の塵を含む暗黒星雲が馬の頭の形を浮かび上がらせており、オリオン座大星雲や燃える木星雲と合わせて、比較的観測しやすい大きさと明るさの対象です。
この記事の公開時点ではまだ書けていませんが、これまでの学習ノウハウを総動員し、さらに赤道儀化、ガイドの設定による長時間観測の実現、画像処理と、取り組み始めてから、ようやく天体撮影写真らしい集大成の一枚です。11月末から12月中旬まで、天気の良い日に撮影した6日分、それぞれ2~3時間毎に分けてスタック画像を撮りため、最終的にトータル12時間分、約240枚を重ねています。光害著しい観測値において、しっかりと光量を蓄積するため、1枚のスタック時間を大幅に伸ばしています。画像左上のNGC2023、機器と設定と時間をかければ、反射星雲の青い光も炙り出せることもわかってきました。
対象ごとに時間はかかってしまいますが、この方法をしっかり確立して、より様々な対象を撮影したくなってきました。またやり方や手順については記事を書いて残していきたいと思います。