NGC2775 C48 渦巻銀河 かに座 2023-01-29-01-12
東京某所、ベランダより電子観望
MACSY60, Ceres-C, AZ-GTi, SharpCap 4.0, SynScanPro 1.19.20, Siril 1.2.0-b2
2023-01-29 01:12~01:25, Gain: 250, Exposure: 3.2s stacks: 800sec
10.48等級 RA/DEC: 9h10m20.56s/+7°02'11.4'' (steralium)
SharpCapでスタックの際、追随するための恒星の量、明るさが足りず、アライメントが外れてしまって、ぶれぶれになってしまった撮像を、SiriLで再現してみたシリーズ。
かに座とうみへび座の間、NGC2775の渦巻銀河がほどほどの大きさだったのでスタックに挑戦するも、周辺に位置合わせに適する明るさの恒星が少なく、SharpCapのアライメントはすぐ外れてしまいました。ただ、左上と真下の位置にある、11等星の恒星の視認性は悪くなかったので、この2つの星が画角から外れないように注意しつつ、そのまま250枚程度を撮影。
後日、Sirilでこの2つの恒星のみで整列させ、重ね合わせをしてみたところ、中心の銀河が判別可能な程度には再現することができました。
分類的にはSA(r)ab、顕著なリング構造、渦状腕を持つ銀河、明るさやスペクトルからは、銀河核は活動を休止しており、星形成はなく、1993年に渦巻領域で超新星が検出されているそうですが、これを観るには、もっと感度の高い観測機器が必要そうです。他にトピックのない銀河のようですが、ほどほどの視野角で何とか炙り出せる対象なので、もう少しスキルをあげて取組みたいと思います。