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NGC6522 球状星団 バーデの窓 いて座 2023-04-14-02-03
![](https://assets.st-note.com/img/1681531376472-PZA36326QE.png?width=1200)
東京某所、ベランダより電子観望
MACSY60, Ceres-C, QBPIII, AZ-GTi, SharpCap 4.0, SynScanPro 1.19.20,
Siril 1.2.0-b2
2023-04-14 02:03~03:00, Gain: 400, Exposure: 3.2s stacks: 3600sec
9.48等級 RA/DEC: 18h03m34.69s/-30°02'00.1'' (steralium)
暖かくなってきた頃合いで湿気が高くなり、なかなか好天に恵まれない日々が続いた中旬、ようやく夜通しの雲ゼロ予報が出たので、早めにセッティングして観測に臨みました。
星がいっぱいの写真が撮りたいと思いつつ、天の川の中心付近、バーデの窓と呼ばれる領域の中心にある球状星団にフォーカスして、スタック開始。
スタックで細かい星々も炙り出せるのですが、やはり観測位置としては光害の影響も大きいため、恒星として12等級~13等級くらいが限界のようです。画像処理でちょっと欲張ったのでノイズ気味ですが、中央の NGC6522 と NGC6528 と合わせて、一枚に収めてみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1681531423289-ayJHzJjCj4.png?width=1200)
天の川の中心方向、地球からみて比較的に銀河中心がよく観える領域であるため、発見者の名をとってバーデの窓と名付けられたとのこと。
NGC6522は、天の川銀河のなかでは最も古い時代の星団で、その年齢は120億年以上であるとか。電波パルサーや金属成分分析など、研究対象としても関心を寄せるべき領域で、まだまだ発見がありそうです。
球状星団としては、あまりはっきりとは炙り出せませんでしたが、また何度か挑戦してみたいと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1681531448629-frWeRt0079.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1681531460743-0AjeEuqK5K.png?width=1200)