コ◯ンへのつっこみ②
あぁも毎週毎週殺人事件が起きてしまっては、警視庁もさぞや大変でしょうね。
だけど目暮警部たちは余裕な感じで、死体をその場に転がしたまま事情聴取を現場で行っていますね。
ここで誤解して欲しくないのは、一つの事件が起こり、いくら犯人がその場で確保されたとしても、「はい現場で解決→終了」、というわけにはいかないことです。
実際は、現場でやりとりすることよりも、その後に書類を作成したり取り調べをしたりする労力の方が大きいのです。
なぜなら現場を知らない人たちが裁判で参考にするのは、警察官の書類であるから。
現場はどうなっていたか、関係者は取り調べでどう言っていたか、証拠はどうやって保全されて誰かが意図的に手を加えた跡はないのか、そういったことを書類上に落としておきます。
そのため、いくら現場でゲロっても、書面に残っていないので効力はありません。
余裕で現場でやりとりしようが何しようが、後に裁判で示すべきものを何も残してなければ、それは無かったのと同じことです。
コ◯ンでは、犯人が捕まった後に高木刑事が少年探偵団に「君たちありがとう、お礼に奢るよ」なんて余裕ぶちかましてますが、そんなことする時間はなく、本来はすぐ戻って書類を作らなければいけないのですよ。
まぁ、事件が大抵昼間のようだから、当直時間でないだけ少しは余裕あるのかな。