強迫症について
私には、強迫症の一種の、皮膚むしり症があります。
診断を受けたことはないのですが、気が付くと指のささくれをむしってしまうのです。
むしっている間はゾーンに入っているようで、(あ。しまった、またやってる)なんて思いながらも、途中で止めることは出来ません。
気が済むまでやり続け、指がむしられてボロボロになっていることがしばしばあります。
ほっと一息できる、夜の一人時間によくやっていました。
何が原因なのかはわかりません。
思い返せば、警察官となり、卒配先でしごかれていた時にも似たようなことがありました。
当時は、とにかく耳掃除をしたくて仕方なかったのです。
かゆくて痛くて仕方なく、どうしようもなくなって外耳炎までになって耳鼻科に行きました。
医者には、「治すためには耳掃除を止めるように」と言われていたのですが、それでもしばらくやり続け、その度に耳鼻科に行かざるを得ませんでした。
仕事が慣れてきた頃にはいつの間にか無くなっていましたが、今思うとこれも強迫症の一種だと思います。
調べるとどうやら、親からの愛情を一心に受けて来なかったような人や、学歴の高い人が発症する傾向にあるとか。
私はネグレクトのような感じに育てられ、勉強は脅迫的にやらされていた記憶があるので、上記のどちらにも心当たりがあります。
もしかしたら真面目な皆さんも同じ傾向を持っているかもしれませんね。
強迫症は抑圧されている環境下では発症しにくいようです。
危険な状況では強迫観念に駆られる余裕はないということです。
虐待を受けていた女性が優しいご主人に出会い、温かい家庭で過ごしていたら発症したというケースもあるそう。
私も、勤務中は発症することはありませんでしたが、当直明けや休みの時に、一人で官舎に居る時にひたすら耳掃除をしていました。
ほっとする時間を自分で作っていたのかもしれませんが、これも行き過ぎると身体をボロボロにするものなので、あの頃は、趣味を見つけてそっちに没頭すればよかったと思います。
(今のささくれ剥きは特に困ってないので、趣味程度に考えています)
強迫症も行き過ぎると精神疾患となってしまうようですが、どこかで心の癒しといった役割を担っているのではないかとも思います。
耳掃除やささくれ剥きをすることで心を落ち着かせていたのですね。
今では、これも自分の一部と考え、この癖と付き合っていくように生きています。
同じようなことがある方は是非いいねで教えてください。