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周りからの評価が高かった人について①
※採用試験の参考になるお話なので是非一読ください。
周りからの評価の高さというのは、犯人を検挙した数によってのみ評価されるのではありません。
例えば、無線機から流れてくる現場の状況の伝え方が上手だったり、
みんなが受ける教養の場で、講師の問いにすぐさま正確に答えていたり、
現場に行った人の書類が丁寧で見やすかったり、
そういった、一部分の切り取りで「この人すごいな!」と思わされると、なんとなく印象に残ります。
数字だけではわからない、人の印象によって評価が上がることが多々あるのです。
実際に、態度が堂々として声がハキハキしているだけで、現場での対応があまりうまくなくても評価が高い人、というのも居たのは事実です。
つまり、ロボットではないために、人の記憶による印象によって評価が左右されているのですね。
これはどこの一般の会社でも同じではないかと思いますが、特にこの警察社会では、咄嗟の判断が重視されていることから、印象によって仕事の評価が上がることは意識しておいてください。
評価を上げるために必要なことは、細かいことも含めて色々ありますが、今回はその中で一つ挙げたいと思います。
それは、書類の字が綺麗かどうか。
綺麗=丁寧ともとってもいいかもしれませんが、仕事ができる人は大抵字が整っていました。
整っていた、というのはバランスが良くて読みやすかったということです。
そして更に逆を言うと、字が卓越していて「神的に」きれいな人は、周りの評価が100%高かったです。
いわゆる、美文字と呼ばれるものを書ける人は、仕事が丁寧で、かといって遅いわけではなく、常に現場判断での冷静さがあったのです。
小さい頃から書道を習い、精神的にもともと身についたものだったのかもしれません。
いずれにしても、筆跡鑑定なんかもあるように、字がその誠実な人柄を表しているものだと思えます。
警察官は、一般電話からの通報、無線機から流れる指示などを咄嗟にメモすることが日常茶飯事です。
そのメモはなんの為のものかというと、自分が忘れないようにするだけでなく、その場で一緒に対応する同僚に伝えるためにも必要不可欠なのです。
そのメモ書きが読めなければ、周りに伝わらないし、現場対応も遅れてしまいます。
1秒でも早く対応しなければならない緊急時に、これ、なんて書いてあるの?なんて確認する時間は無駄ですね。
現場に出ると、焦ってしまうことも多いと思いますが、だからこそ平時の積み重ねを大事にして、普段から周りが読める字を書いておくことを心がけてください。
それから、普段上に報告するためにあげる書類も、作成者が誰なのかを確認し、見て印象に残るものなのです。
こんな背景があることを知った上で、選考で必要になる書類が、なぜ手書きであるのかということを考えてください。
なぜ双方にとって効率的なパソコンではないのか。
それは、採用担当はあなたの字を見たいからなのだと思いますよ。
そんなこと言われるとビビってしまうかもしれませんが、字が汚い警察官は少なからず居たので安心してください(大抵仕事ができませんでしたが)。
かといって最初からそっち側にまわる必要はなく、できるだけ丁寧に書く努力はしましょう。
書道的な字が書けなくても、特に字の最後の部分の、とめ・はね・はらいをしっかり書くことを心掛けてくださいね。
丁寧さはしっかり伝わるはずです!
あなたの誠実さを字に託し、そこを利用してアピールしない手はないでしょう。