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警察官の仕事と子育て⑦コミュニケーション編
子育て期間中は勤務時間を無駄にできないのは前述のとおりですが、かといって周囲の勤務員とのコミュニケーションもおろそかにしてはいけません。
いくら効率重視といっても、目の前の仕事ばかりに意識を注いでしまっていては、必ず行き詰まってしまいます。
育休明けから復帰してみると、勤務員との対話も大事な時間だと、これまで以上に痛感することになるでしょう。
私はまず、お互いの家庭の状況を共有できるよう話題に出していました。
次に、趣味や好きな物を聞いておくことで、ぐっと距離が縮まったように思いました。
それは私なりの気遣いで、その方の好きそうなお菓子をみんなでつまめるように大袋で買ってきたり、コーヒー好きな方には珍しい種類のものを持ってきて感想を聞いたり、奥さんが植物好きな人には種をおすそ分けしたりしました。
いつもありがとうございます、と感謝の気持ちを伝えたかったのです。
コミュニケーションをとることに意識を注いでいくと、職場内の空気も軽くなったように感じ、仕事のことも聞きやすくなりました。
そして結果的に働きやすい環境となりました。
話題の幅もどんどん広げ、みんな大好き署員の噂話に始まり、買い物のお得情報を伝えたり、美味しいご飯屋さんを教えたり、奥さんの誕生日プレゼントの相談に乗ったり、思春期の娘さんの気持ちをアドバイスしたり、相手が得になるような仕事以外の情報提供を心掛けましたよ。
どうしても仕事に負担をかけてしまっているので、別で出来ることを必死に探していました。
私はもともとおしゃべりが得意な人ではなかったので、会話を続ける努力もしていました。
今日はどんな話題を出そうか、通勤中の車の中などでいつも考えていましたよ。
子育て期間中は特に、若手でみんなからチヤホヤされる立場でもありませんし、自分から会話をすることにより、勤務員との距離を縮めていくことが大事です。
人は、知っている人には優しくなろうとするものだからです。
こいつがいるおかげで自分たちは損している、仕事を押し付けられている、と思われないよう、こちらはあなたのことを気遣ってますという意思表示をすることが大切なのです。