旅行したい人はこんな背景を知っておいてください。
警察官は旅行ができるのか、ということが、受験前の自由な状態でいる皆さんには気がかりかもしれませんね。
安心してください、警察官だって旅行はできます!
ただ、どこに何日間いて、泊まる宿はここで、いつの何時ころには自宅に帰ってくる、といった事前申告が必要になってきます。
申告書は警務課の近くにあり、わかりやすく一冊にまとめるために各部署の人が自由に書けるようになっているのですが、書けば良しとするのではなく、何か起きた時に自分を守るために、事前に自分の関わっている勤務員には話をしておきましょう。
そして旅行先でお土産を買ってくるとあなたの株が上がり、よく気がつく人だという印象が植え付けられるので利用する手はないのですが、たった千円前後でもお金がかかるのが嫌だという人は別にいいでしょう。
旅行中は、スマホなどでいつでも連絡にできる状態が必須となります。
役職が上がってきたり、重要事件を担当させてもらえるようになったら、旅行先で呼び出しがあることは心得ておきましょう。
だから、大事件が解決した後になってから、刑事さんなんかは順番で休みを取って旅行していたりすることが多いです。
地域だったら、政治的な大物が来るようなイベントや、祭りなどの警衛などの時期は避けるべきですね。
逆に、このような時期も考慮して、何も責任のない若い時期こそ行った方が楽しめるかもしれません。
だけど、常に何かあるかもしれない、そのときはどうすればいいのか、ということはシュミレーションしておいてください。
基本的に、自分の都道府県で大地震などの災害が起きた場合は、即警察署に行かなければならないとされています。
旅行中であろうと、時間がかかっても、何とか切り上げて駆けつけることをした、という努力の痕跡が求められます。
旅行中は、発生後の招集はすぐは難しいと旅行に行く前に書いた申告書で判断してもらえますが、大災害が起きたら長期戦となるので、まずは上司に連絡し、指示を仰ぎましょうね。
そういった背景もあり、なかなか気楽に旅行するのは難しくなるかもしれませんが、旅行ができないわけではないので、その辺はバランスを見て楽しみましょう。
さて次に海外旅行となると、申告書にさらさら〜っと書くだけでは駄目で、署長などに計画書を出さなくてはならなくなるため、ハードルがぐんと上がります。
普段の夏休みで海外に行っていた同期もいましたが、周りの祝福と共に許されるのは、新婚旅行のみという雰囲気があったりします。
新婚旅行は2週間くらい行っても、周りはあなたの負担分を頑張ってくれます。
そのようにして、皆さんも通ってきた道があるからです。
しかし、やっぱり旅行後は、仕事で負担をかけてしまった各部署に、箱にその人数分くらいが入ったお菓子で良いので、きちんと配りましょう。
結婚式後に、式に出席した勤務員のみに配っていた人がいましたが、お土産の意味をよくわかってないなと思いました。
余程のことがない限り、その都道府県から出ることは暗黙の了解であまり好ましくないとされています。
「世の中に願う事」でも書きましたが、もし、心が折れそうになることを見越して頻繁に帰省したいのであれば、地元の都道府県警を受けてください。
若手が、帰省します!と言うと、おぉ行ってこい!と送り出してもらうことがほとんどですが、それが遠い場所で、あまりにも頻繁だと、なんで自分の都道府県警察にしなかったんだ?と周りから白い目で見られてしまいます..。
以上は私の都道府県警察の事情なので、他だと多少は違うかもしれません。
受験前に気になるならは、合否には関わらない人事担当の若手の警察官か、受けたい都道府県が管轄している交番に聞いてみれば、詳しく教えてくれると思います。
警察署でも人事担当者はいるので、行ってみて窓口で聞くのもいいかもしれませんね。
そうやって自分なり聞く経験が、面接で緊張をほぐす武器になるかもしれませんよ!