理想の上司に出会えたら
11年勤めて、あぁあの人は理想の上司だったな、と思う人がいます。
部下のことを考え、人望にも厚く、事案対応の判断も的確だった、非の打ち所がない方でした。
特に、瞬時の判断が求められる現場で、いつでも最適な方向性を示してくれた姿を見て、全面的に信頼していました。
私もあんな風になれたら、こういう時にあの人だったらどういった判断をするかな、などと今でも心の中に残させて頂いてます。
警察官になって、この人について行きたい!という人を見つけたら、その人と一緒に仕事が出来る喜びを噛みしめながら、近くにいる間に出来るだけ色々とその人のやっていることや考え方を盗むことを勧めます。
持っている参考書を聞き、書類のコピーを取るついでに自分の控えの分もファイルに閉じ(もちろん個人情報の部分は黒塗りにするなど所定の対策をしてから)、時事ニュースを振ってどのような考え方をするのか、休日の過ごし方や家族に対すること、趣味などあらゆることを知って、自分のものにするものは取り入れていくのです。
なぜなら、そういった優秀な人は他が放っておかないので、いつまでも一つのところにいません。
すぐに引き抜かれて、本部やら出向先やらに行ってしまうのです。
前回の異動の記事でも書きましたが、警察官には異動がつきものです。
たまに、めぐり合わせが良く、いい人たちが集まっていいチームができ、とても前向きに仕事ができる環境になれますが、そんな時はもう本当に最高です!
逆に、この人と一緒に仕事したくない、ストレス溜まる~…といった人と一緒に仕事するのも、異動のお陰で長くは続きません。
異動は一長一短なところもありますが、憧れの上司に出会える機会はきっと巡ってきますよ(後者もしかりですが)
警察官にも色んな人がいますが、命を削って働いている分、素敵な人がいる率は他の公務員に比べて高い気がします。
私も、今まで出会った職場での素敵な人たちを思い出して、これからも自分に磨きをかけて行きたいです。
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