少年が立ち止まる魔法の言葉
少年い集事案というものがあります。
「コンビニなどで、煙草を吸っているような少年たちが集まっているのでなんとかしてくれ」といった主旨の通報が入り、補導をする目的で警察官は向かいます。
未成年者には基本的に健全育成を促すというスタンツ。
煙草などは没収するか親御さんに渡すなど、適切な処置をとります。
親御さんに監護をしっかりするよう伝え、少年たちが犯罪などに巻き込まれないよう予防していかければなりません。
夜分、未成年者がうろついている、その背景には必ず親の監護不足があるのです。
子どもたちだけが悪いのではなく、実際は環境に恵まれない者同士、身を寄せ合ってなんとか寂しさを埋めているような感じなのです。
女性警察官でも、少年い集事案なら大丈夫と判断され、一人でも現場に行くように指示が出ます。
健全育成を促す立場で考えると、女性の方が良かったりもすると考えているのですかね。
地方の田舎には、荒れた中学校というものがよく存在し、私もそのような現場によく行きました。
そんな時に私が第一声としていつも使っていた言葉があります。
少年たちは、警察官が来たことを察知すると逃げます。
でも、その一声をかけると立ち止まって素直に事情を話してくれるのですよ。
その言葉は何かと言うと、
「どうしたの?」
です。
君たちは悪くない、話を聞くよ、何があったの?、何で学校の時間にこんなところにいるの?
彼らは教師などから悪いものという目で見られ、親からは突き放され、頭ごなしに叱られているのが日常です。
だけど話を聞いてくれる大人が現れれば、ふと足を止めて事情を説明してくれるのです。
意外と素直な子が多いのですよ。
最初は、少しドキドキしますが大丈夫。
向こうだって内心ドキドキしているのです。
だけどそんな時に「どうした?」を第一声に使ってみてください。
面白いくらい反応がいいですよ。
そのうち少年たちとも顔見知りになり、「ちょっとまたどうしたのよ、今度は何があったのー?」なんて話すようになるはずですよ
。