報道との関係②
各警察署では大抵の場合、副署長が報道担当です。
学校でも副校長や教頭など、校長の右腕的存在者がそういった対・外に対する役割を担っているようなので、公務員の組織編成は似たようなものなのかしれませんね。
そしてほぼ毎日、副署長宛に電話や対面で「今日は何かありますか」という確認が入ります。
もし別の者が受けたら、「副署長におつなぎします」と言うのみで、何も話してはいけないことになっています。
警察官は、報道担当ではない限り、下手に情報を与えてはいけないことになっているのです。
もしかしたら裏金が動いているかもしれませんが、いくらお金を積まれたからといって、情報を売るという行為と、定職を失うことの天秤をかけたときに、金額に見合った情報というものがあるのか疑問なところです。
一昔前とは違って、警察官について、ある程度のことは世間に知られている世の中ですから。
しかし大きな事件であればあるほど、情報の取扱いについては慎重にならなくてはいけません。
うっかり捜査情報を流してしまったら、事件の組み立てが大きく変わってしまいます。
それを無くしてでも自分の懐にお金を入れる人はさすがにいないと思います。
それに捜査本部が立てられている事件なんて、みんなピリピリしているので、いちいち報道対応はしていられません。
すべて上に進捗状況を伝え、報道に流していいものと悪いものを選別してもらっているのですよ。
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