コロナ陽性

　はいはい、またですか。保育所閉鎖ですね。そんな呑気な気持ちにもなる。ここ2年、小学校が臨時休校になったり、保育所が閉鎖になったり、卒業式が延期になったり。
　そんなことが日常茶飯事になった今では、次男の通う保育所から閉鎖の連絡が来ても、危機感なんてこれっぽっちも感じていなかった。この時までは、、、。

　仕事のやりくりをどうしよう？と、夫に1日目を頼んで2日目に私が仕事を休んで次男と遊び、学校から帰宅した長女と長男と夕飯を食べようとしていると、、、次男の様子がおかしい。ほっぺが赤らんでいる。これは発熱！！体温計で計測してみると、38度もある。絶対コロナでしょ！！！
　これまで幾度となく、濃厚接触者になったり、学校閉鎖や保育所閉鎖になっても子どもたち3人ともすこぶる元気だった2年間。まさか、うちの子がコロナに罹るとは微塵も思っていなかった。

　とりあえずその瞬間から、私と次男二人で隔離されながらの看病。次男はマスクを嫌がるため、私はかなり危険な状態。かかりつけの小児科が休診だったため、発熱から2日後にPCRを受けるとやはり次男陽性。この時点でも私は無症状だったため、濃厚接触者として受けさせられるPCR検査の結果は、陰性だろうとたかを括っていた。なんと、感染対策をとらずに子どもを看病している人が陰性だと、陽性の子どもの待機があけてからさらに7日間自宅待機になると保健所から言われていたのだ。どうやら陽性の方が仕事復帰は早いらしい。

　17日間も仕事を休むぐらいなら、次男の唾を飲んで陽性になった方がいいのか？？一瞬血迷った判断をするところだったが、重症化するかもしれないリスクもあるからと、思いとどまった。自ら運転し、保健所でドライブスルー検査を受け帰宅。結果の電話を聞いてびっくり。他の家族は陰性で私だけ陽性とのこと。無症状なのに、無症状なのに、無症状なのに？？？

　結果、17日間の自宅待機は免れたのでよかったような、悪かったようなよくわからない複雑な気持ち。保健所の皆さんはこの大変な中、毎日お電話をくださり、家族全員外出できない我が家のために救援物資を送ってくれた。息子と私分が届いたが、女性用には生理用品まで同梱されており、細やかな気遣いを感じた。

　やはり、この長い期間で慣れが出てしまい、自分の家族がコロナに罹ることはないだろうという驕りに隙をつかれた形となってしまった。
　今回を機に、消毒グッズや食べ物など、改めて備蓄しなおし、次なる自粛生活や災害に備えたい。