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大学病院へ

朝から暑い…
いよいよ乳腺外科受診。
早めに着いたので、夫と二人で敷地内のカフェへ。
しばらく来ない間に、おしゃれカフェできてた!
マグカップにたっぷり入った、ハンドドリップコーヒー、美味しい。
でも、空腹(検査が入った時のため朝食抜き)にコーヒーで胃が痛くなった…。

そろそろ受付しようか…と、外来棟へ。
初診受付票を記入して、診察券と保険証、大きな紹介状を提出して完了。
しばらくして、乳腺外科のフロアに案内される。
呼び出しベルが鳴り、中待合室へ。
ドアが開いて、担当の先生が顔を出す。
この先生に、これから長い間お世話になるんだなぁ…と。
とても穏やかな笑顔の先生。

医「初めまして、◯◯と申します。◯◯先生からお話しは伺ってます。よろしくお願いします。」
私「こちらこそ、お忙しい中ご対応いただきありがとうございます。よろしくお願いいたします。」
医「◯◯クリニックさんから、とても丁寧な紹介状をいただきました。2017年からの◯◯医療センターの記録、クリニックに転院されてからの経過…よくわかりました。添付のプレパラートも病理にまわしますね。
で、今回は残念なことに乳癌だったわけですが、とても早い段階で見つかっているので、乳房切除すれば根治となるでしょう。非浸潤性乳管癌であれば、追加の治療も必要ないですし。
腫瘍の位置からして全摘となりますが、再建のご希望とか、事前に考えてらしたことなどありますか?」
私「やはり全摘ですか…
今のところ再建は考えていません。術後の疼痛やトラブルも起こりやすいみたいですし、手術時間や入院期間も長くなりますし。早めに復職したいので。」
医「では、職場復帰を優先で治療していきましょう。でも、無理してはいけません。術後に自宅療養が必要な場合など、なるべくお気持ちに沿った診断書をお書きしますので、相談してくださいね。」

とても、丁寧で優しい。
あぁ、この先生なら安心してお任せできそう!
内科の先生みたいな柔らかさだなぁ…と思っていたら…

急に"外科スイッチ"入る!

医「では早速ですが、復職優先ということで、まずは手術日が決まっていた方がお仕事調整しやすいですよね?
ですので、9月26日手術にしましょう。前日の25日に入院です。
で、それまでにいろいろな検査を受けていただく…と。
今日お食事摂っちゃってますよね?
えっ、摂ってないの?
じゃあ、造影MRI入れましょう。
で、採血・胸部レントゲン・心電図受けてもらって…とりあえず3つの検査が終わったら、一旦診察に戻って来てください。造影MRIの手続きしますね。予約は取っておきますから。
はい、いってらっしゃい!」

今日、初診だよ…
手術日決まるなんて思ってなかった。
ありがたいけど…。
とりあえず検査行ってこよう。
そこから、検査→診察室へ戻る。

医「お疲れさまでした。では、血液検査の結果ですが、とくに問題ありません。造影に必要なクレアチニン値も正常。腫瘍マーカーも今のところ正常ですね。
次の受診は来週でもいいですか?そこでMRIの結果説明と、トモシンセシス(3Dマンモグラフィ)、あとエコーね…エコーは私がします。
家族歴など見ると、遺伝カウンセリングも受けましょう。
ここまでで、何か聞いておきたいことなどありますか?
ご主人、奥様が看護師さんなのでスラスラと話してしまいましたが、何かわからないことなどないですか?」

突然振られて驚く夫。
「とりあえず、大丈夫です。」
(あとでゆっくり妻に聞こう…)

怒涛の診察を終えて、MRIへ。
この乳房MRI…地味に辛かった。
うつ伏せで、並んでる二つの穴に胸を入れる。鼻と口の部分が空いてる円座みたいな枕に顔を乗せる。腕は万歳に近い状態。そのまま30分くらい。なるべく動かないで欲しいと言われ、"息をする時に動いちゃう"…と思うと呼吸が苦しくなる。

疲れた…1日がかりだった。

夫に「お腹空いたでしょ?何食べたい?」と聞かれ、「坦々麺!」。

そんな夫も、食抜きに付き合ってくれてお腹空いてるはず。
本当に感謝しかない…。
ありがとう。

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