友達
50年近く生きてきて、友達と呼べる人は二人。大学の同級生Aちゃんと、職場の同僚Bちゃん。
病気になるずっと前から、夫と子どもたちには伝えてある。ママにもしものことがあったら、伝える友達はAちゃんとBちゃん二人だから、よろしくね…と。
乳癌を伝えたのも二人。
一緒に泣いてくれて、一緒に頑張ろ!って言ってくれて。
Aちゃんは離れてるけど、全てにおいておおらかに受け止めてくれる器の大きなひと。
学生時代からの約束…50歳旅行計画を実行しよう!と、私に未来への希望をくれた。
Bちゃんは、「ミモザちゃんがお休みするの寂しいよ〜。でも、私が産育休取ってる時、ミモザちゃんも寂しかったんだなぁ…と思ったよ。だから、復帰するの待ってるね!」と、復職への希望をくれた。
化学療法やだなぁ〜、という私に、「白髪染めもヘアセットもいらなくなるよ!かわいいウィッグ一緒に探そう!」と、楽しみをくれた。
二人とも大事な大事な友達。
無理せず弱音を吐けるのは、なんとありがたいことなんだ。
少し先の未来に、楽しく旅行に行ける日を夢見て、頑張ってみよう。