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翌日の出勤

気が重い出勤。
それを察してか、夫が会社まで送ってくれた。
次回の入院は、夫の誕生日と重なる。
申し訳ない気持ちでいっぱい。
毎週金曜日の外来投与も、なるべく迎えに行けるように調整すると言ってくれた。
こういう優しさに救われているんだな…私。

朝イチで部長に報告。
病状・治療方針・今後の仕事と治療の両立についてなど。
「とにかく身体を最優先で考えてください…それしか言えなくてすみません。辛い時はすぐに言ってください。全力でサポートします。」
涙が出た…。

メールで人事担当者にも報告。
部長と同じように、体調を最優先でと。また、勤務が難しいときは傷病休暇や特別休暇等、対応しますので相談してくださいと。

産業医と直接負担をかけるスタッフにも報告。
痺れや爪の変化で指先の細かい作業は苦手になるかもと、先生が言っていた。
うちのチームは3人で1か月ごとに担当を回す仕組み。
迷惑をかけるのは目に見えているが、快く受け入れてくれことに。
産業医の先生は、
「治療が始まる前に、みんなで美味しいもの食べに行きましょう!」
と華やかな笑顔(本当にキラキラ女子)で言ってくれた。
同時に、自分が甲状腺癌で手術した時のことを、話してくれた。

職場の親友(歯科衛生士)は、
「抗がん剤の影響で唾液が出にくくなって虫歯になりやすくなるから、始まる前に、先生のチェック受けよう。あと歯科クリーニングもしておこう。うちの子の使ってるフッ素のうがい薬もあげるから、家で使うように持ってくるね。」
と、口腔ケアしてくれることに。

先日、健康保険組合にも行って「限度額適用認定証」を更新してきた。
いつも相談に乗ってくれる健保のお姉さまも、相変わらず優しく心配してくれる。

職場のたくさんの人が協力してくれて、私の抗がん剤治療が始まる。
やりたくないけど、絶対辛いけど、同時にありがたみも実感する。
ちょっとずつ前を向いていかないとね。
私は昨年、両立支援コーディネーターの講習を修了していた。
まさか、自分のことを両立支援することになるとは…人生って…。
もう一回、テキスト読み返そう。

ウィッグの美容院を予約し、ショートカットにする通常の美容院も予約。
ネットでウィッグも買ってみる。

それにしても、前回の後ろ向きな私…ひどいな(笑)

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