術後初外来
今朝は寒かった。
療養中に季節が進んでしまった…。
夫の出勤にあわせて、病院へ送ってもらう。かなり早く着いたので、院内のタリーズでモーニング。
医療者も患者も入り乱れてる、独特な雰囲気。
10:30の予約だけど、少し早めに外来へ移動。早々に診察室から声がかかる。
医「体調、お傷の具合いはいかがですか?お傷拝見しますね。」
ベッドに腰掛け患部を診てもらう。
医「とても綺麗ですね。今日からは3Mのマイクロポアスキントーンというテープを貼ってください。お風呂も入っていいですよ。」
やった〜!入浴許可が出た。
医「昨夜、病理の中間結果が届きまして…それがちょっと意外な結果でした。」
私「意外って、良い方悪い方どちらに?」
病理の写真を見ながら…
医「double cancer です。この青い部分が今回取りたかった腫瘍です。赤い部分が浸潤しているところ。1.4mmの浸潤でした。それとはまったく別に、こちらの緑で色分けされてる部分に小葉がんが偶然見つかりました。非浸潤性なのでLCIS(非浸潤性小葉がん)といいます。以前は癌とされていましたが、今は"癌ではない乳腺症の一種"とされています。しかしながら、LCISにも3種類あって、悪性度の低いのが2種類、癌として扱うのが1種類。今、病理に詳しい分類をお願いしています。
(MRIの画像を見ながら)見返しても、画像には写ってないですね。
部分切除していたら、見つからなかったかもしれないので、全切除しておいてよかったですね。」
私「もし、3種類のうちの悪い方だったとしたら、追加の切除が必要になりますか?また入院して手術ですか?」
医「そうですね。目いっぱい乳腺を切除してますが、断端が際どいところなので、追加が必要かもしれないし…それも含めて病理に依頼してます。」
※lobular neoplasia(小葉腫瘍)
①Atypical lobular hyperplasia(ALH)
異形小葉過形成
②Classical lobular carcinoma in situ(LCIS)
非浸潤性小葉癌(古典型:A型)
③Pleomorphic lobular carcinoma in situ(PLCIS)
非浸潤性小葉癌(多形型:B型)
なんだか、非浸潤性乳管癌→浸潤性乳管癌→double cancer って、3度目の告知を受けた感じ。
少なくとも、良い知らせではない。
先生からは、LCISの部分は6.4cmと範囲が広いこと、右側がこの状態ということは、左も同じ状態である可能性があるので、注意深く経過をみていく必要があること、追加切除するとしたら3泊4日(ドレーンなし)くらいの入院になることなど説明を受けた。
病理の結果が、受診前日の夜に中間結果として届けられたということは、あまり良いことではないよね…。
病理の結果が出るまで、またモヤモヤしながら待つのね…はぁ。
今日のお会計は入院費も含めて、約¥140,000。
帰りにマイクロポアスキントーンテープを院内のコンビニで購入。
その後、大学内の日陰を通って帰る途中、前を通るだけで入ったことのなかった博物館に入ってみる。
思いのほか楽しかった♪
「らんまん」の牧野富太郎先生の標本や化石・昆虫・石・骨・剥製などなど、たくさんの展示があった。
特別展示の「骨」も興味深った。
また来よう。
楽しみが増えた。
久しぶりに徒歩と電車で帰る。
かなりの疲労感、お昼寝しよう。