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2018/09|久賀島・福江島|「かくれキリシタン」を辿る(2日目)

(2018/09/某日)記。
フィールドノートを振り返って。

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「福江島」から「久賀島(田ノ浦港)」へ。本日も、「長崎巡礼センター」のガイドの方と共に巡ります。

2018年09月撮影|segull

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久賀(ひさか)島

「久賀島」は、五島市の中心である「福江島」の北に位置する。潜伏の歴史、久賀島の集落自体が世界遺産でもある。

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牢屋の窄殉教記念教会

2018年09月撮影|牢屋の窄殉教記念教会

「窄(さこ)」とは、「狭い」という意味。6坪(約20平方m)ほどの狭い牢屋に信者200名を押し込み、弾圧。拷問は8か月間続いた。

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旧五輪教会

2018年09月撮影|旧五輪教会

「浜脇教会」の建替を機に解体して五輪地区へ移設されたが、そちらも老朽化により隣に新しい「五輪教会」が作られる。貴重な文化財を守るため、当時の姿のまま「旧五輪教会」として保存されることになった。教会作りの初期の特色を見ることができる。「旧五輪教会」は教会堂として使われていないため、内観の写真撮影が可能。

2018年09月撮影|旧五輪教会

ステンドグラスではなく、「窓絵」と呼ばれるもので、紙に色を塗り、ガラスで挟んでいるらしい。

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浜脇教会

2018年09月撮影|浜脇教会

青い空と海、緑に映える白い教会堂。五島列島初の鉄筋コンクリート教会。戦時中は外壁を黒く塗られた。

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フェリーに乗って「田ノ浦港」から「福江港」へ。福江島へ戻る。

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井持浦(いもちうら)教会

2018年09月撮影

「ルルド」とはフランスの地名で、カトリックでは有名な巡礼地の一つとされている。当時、ペルー神父が信者たちに「ルルド」を紹介し呼びかけたことで、井持浦教会の敷地内に「ルルドの洞窟」がつくられた。積み上げられた奇石・珍石は、信者達によって持ち込まれた。

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水ノ浦教会

2018年09月撮影

こちらも建築家・鉄川与助による建築物。ロマネスク、ゴシック、和風建築が混合した、美しい木造教会堂。青空と白い教会堂が絵になる。

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「2018/09|中通島|「かくれキリシタン」を辿る(3日目)」へ続く。

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