見出し画像

MIMO Talk Session vol.1 -考えようアップサイクルの魅力-

こんにちわ、ミーモのコミュニティマネージャーをしているうえむーです。

今回は装いも新たにリニューアル開催した「MIMO Talk Session vol.1 -考えようアップサイクルの魅力-」のイベントレポートをお届けしたいと思います。

記念すべき第1回目は、(株)ITONAMI代表の山脇耀平さんをゲストにお迎えし、デニムを刻み再び作るプロジェクト「FUKKOKU」について、参加者のみなさんと一緒に学び、熱いディスカッションをしました。

きっかけは約20年来の友人のカフェでの出会い

イベント企画のきっかけは、中目黒にある約20年来の友人がやっているgraphtというshopでの偶然の出会いでした。

その時私はshopをやっている友人と一緒に、ちょうど岡山から仕事で来られていた山脇さんからFUKKOKUのプロジェクトのお話や、回収したデニムを復刻させるメカニズムについて伺いました。

"ファッションを通して社会問題をもっと身近に"というミーモのコンセプトとの親和性が高いことや、誰もが一つは持っているであろうデニムの寄付で気軽に参加できるアクションという点で、ぜひ多くの人に紹介したい取り組みだと感じました。

その場では、何かご一緒できるといいですねという会話でお別れしたのですが、すぐさま山脇さんから「ぜひ具体的な形にさせてください」との嬉しいメッセージをいただき、イベント開催が決まりました。

株式会社ITONAMI について
「株式会社ITONAMI」は山脇耀平と島田舜介の兄弟が2020年に設立。2015年に立ち上げた「EVERY DENIM(エブリデニム)」から2020年にリニューアルしたデニムブランド 「ITONAMI」を運営。
アパレル事業としては、瀬戸内地域のデニム工場と連携し、オリジナル製品の企画販売を中心に活動。2018年には、クラウドファンディングで購入資金を募ったキャンピングカーで、移動販売をしながら全国47都道府県を巡り、衣食住のつくり手に出会う旅を行った。2019年には初の拠点、宿泊施設「DENIM HOSTEL float(デニムホステルフロート)」をジーンズ工場の街・岡山県倉敷市児島にオープン。泊まれるデニム屋、海の見えるホステルとして宿泊事業を展開。

FUKKOKUプロジェクトについて

イベント冒頭では山脇さんから、FUKKOKUプロジェクト立ち上げの背景についてお話いただきました。

itonamiの事業を進めている中で、たくさんの人に関わってもらいながら、みんなで大切な一着を作り上げることをやってみたいと思っていました。

そんな中で、デニム生地を粉砕して、純度の高い綿の状態に戻す「反毛」という技術を導入された倉敷紡績さんと知り合ったことをきっかけに、その技術をつかってプロジェクトをしてみたいと思ったのがきっかけです。

イベント開催時点では約80拠点が回収拠点として集まっており、6月末までの1000本回収目標に向けて取り組んでいる真っ只中で、山脇さんのプロジェクトの求心力を強く感じました。

スクリーンショット 2021-06-20 13.51.18

また、倉敷紡績さんといえば、環境省のHPに「デニム裁断くずを再利用したアップサイクル事例」としても紹介されている注目の企業になります。

スクリーンショット 2021-06-20 13.57.43

(再生されたデニム生地から作ったサンプルを見せてもらいました)

スクリーンショット 2021-06-20 14.01.14

「熱量を持って、相手のことを信じること」

参加者のみなさんから事前にいただいた質問をパネルディスカッションのテーマに設定しました。

事前質問でも多かったのが「サスティナブルな取り組みの判断基準」について。

サスティナブルなアクションについてはたくさんの情報があるため、何が正しくて正しくないのか、学べば学ぶほど分からなくなるというご質問について、山脇さんからは「熱量を持って、相手のことを信じることが大事」というお話がありました。

itonamiも製品の企画や販売をしているが、生産工程すべてを見ることは当然できないので、どこかで、信じることをしないといけない。

信頼するための客観的な判断基準として、いわゆる認証というのはもちろんあるが、それを超えて、造り手の持っている「誇り」や「想い」を感じることがとても大事だと思っている。

サスティナブルやエシカルを全面に謳っている事業はどこか後ろめたさのようなものがあるのではと思う一方で、「誇り」や「想い」を持ってやっている人が誤ったことをするはずがないと信じている。

”共有”はするけれど、”強要”はしない

続いてのテーマは「サスティナブルなアクションを続けるためのコツ」について。

ミラちゃんからは、「サスティナブルに限らず、そこまで他の人の意見を "取り入れる必要はない"」と思っているとのこと。

「このジーンズをもっている私が好き」とか、「マイボトルを使っている私が好き」という風に、人にどう思われるかよりも、「あくまでも自分が楽しんでいますというスタンスでいるようにしています。

楽しんでやっている人がいれば、自然と周りの人も楽しそう、真似したいと心理的に変わってくれるのではと思っている。

だから私は、”共有”はするけれど、”強要”はしないようにしている。

また、バランスが大事で、ペットボトルを買ってしまうこともあるし、完璧じゃないところも含めて受け入れる事が大切。

自分のウェアネスやハピネスを主軸に考えることで、自然と楽しくサスティナブルな活動を続けていけるのではと思っている。

また、山脇さんもからも、「自分の意見を大切にして、自分を主体に考えていく方が幸せだと思う」との話がありました。

必要以上に他人の意見を聞き過ぎないようにすること。大事なのは自分自身がどう思うかという気持ちが判断軸になる。

よく「何を買ったらいいですか?」と聞かれることもあるが、逆に「○○さんが言ってるから絶対大丈夫」という消費行動は危ういと思うし、生き方としてもったいない。

まとめ

参加者のみなさんからたくさんの質問をいただいたおかげで、イベント時間を延長するほどの盛り上がりでした!

参加者のみなさんからの感想を一部抜粋してご紹介します。

・社会課題って楽しいーーー!
・とても勉強になりました!アクション!ムーブメント!
・楽しく環境問題を知り、それを強要するのではなく、共有していくことが大切だという考え方やお話を聞き、すごく刺激をいただきました。
・ビジネスチャンスとして捉えないで”本質”を知ることが大事。

(最後にミーモポーズで集合写真をパシャリ📷)

スクリーンショット 2021-06-14 19.58.05

そして、FUKKOKUのプロジェクトは目標の1000本回収まで、なんと残り100本を切ったようです!すごいです!(6/23時点)

6/25 更新)
なんと1000本回収達成したようです!おめでとうございます🎉🎉

回収拠点は以下の特設サイトよりご確認いただけますので、お近くの方はぜひご協力お願いします!郵送でも対応しているみたいですよ!

ミーモは今後も定期的にイベントを開催していきたいと思いますので、参加者はもちろん、イベントを一緒に開催したい団体やコミュニティの方を随時募集しております!

ご興味のある方はtwitterインスタグラムのアカウントまでDMにてご連絡ください。

それではまた次回のMIMO Talk Sessionをお楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?