書くということ
ライター塾に参加した。
オンラインで2日間、プロのライターさんから
文章を書くコツを教えてもらえるプログラムだ。
子供の頃から本が好きだった。
最近は小説はあまり読まず、生活まわりの本を読むぐらい。そのライターさんの本が好きで、新刊が出るのをいつも楽しみにしている。
好きな理由は、文章がとても読みやすくて、読んだ後、なにかが心に残るからだ。その文章の秘密が知りたくて、参加した。
ライター塾には、私も含め、6名が参加した。
皆さん、本が好きというのは同じ。
参加者にはインスタフォロワー5万人越えとか、もうすぐ本を出版するとか、ブログで熱心に発信しているとか、ライター塾に参加する「必然」を持っていらっしゃる方がほとんどだった。
自分が書いた文章を参加者の皆さんにも読んでもらいながら、先生に添削してもらうのは、すごく難しいけど、刺激的でもあり、あっという間に時間は過ぎた。
ライター塾中だったか、終わった後か、はっきり覚えてないけど、あれ?と思った。
私、インスタに(ごくたまに)投稿はしてるけど、ハッシュタグだけで、一言も書いてないじゃない!?そんなヤツがライター塾に参加するなんて、一体なにをやってるんだろう、と。でも、その時は、ライターさんの文章が好きだし、と自分を納得させた。
話は戻るが、ライター塾では、年齢、家族、仕事などがバラバラの人が集まっていた。
文章を書くテーマは、自分の好きなものや、仕事についてだった。インタビューして文章を書くこともあった。書いた文章を読むと、その人が今まで歩いてきた道や考え方がよくわかった。初めて、しかもオンラインで会った人なのに、長い時間を一緒過ごしたような気がした。
参加者の一人とは、ライター塾の後に、親しく話すようになった。私は人生初の転職をしたばかり。その人はもうすぐ、同じく人生初の転職をするという。突っ込んだプライベートなことをずいぶん話した。
会って間もないのに、そこまで話をしたのは、初めての転職をするその人に、私の経験が役に立てばという思いもちろんあった。でも、自分に起こったことを誰かに伝えたいという気持ちも同じくらいあることに気がついた。伝えることで、改めて自分の気持ちを知ることができる気がした。
インスタもそうだ。今までは気持ちを表に出すことを避けて、ハッシュタグだけをつけていたのだ。ライター塾の後には、自然と「今」を伝える言葉を添えて、投稿した。
ライター塾をきっかけに、心のドアが、バタンと音を立てて開いたのだ。
転職など、この数ヶ月に自分に起こったことの影響もあると思う。だけど、「書く」ということを通して、自分をさらけだし、人の心に寄り添った経験が、心のドアを開ける大きな力になったことは間違いないと思う。ライター塾に参加したことは必然だったのだ。
※この文章はこれからも推敲し続けると思います