平凡を許してくれない水槽
「この服が着たい」という理由で痩せようとしている。結婚も出産も出来ないから次に控えるハレの日は葬式だ。だから30歳の記念に遺影の撮影をしようと思う。それまでに最高の状態を作りたい。痩せましょうね。顔の工事しましょうね。
適応障害の寛解は、自分がモブであることを自覚したことが大きいと思う。今更27にもなってそんなこと今気づいたなんて、本当に恥ずかしくて仕方ないんだけれど、何者にもなれないって薄々気づいていたことをようやく受け止めて、世間及び他人に対して荒波を立てず、迷惑をかけないことが私の使命だと理解できた。新入社員の時、5つ上の先輩が言っていた「この歳になってまでコンプレックスを拗らせている人はやばい」という言葉にようやく追いつけた。モブに欠点があろうが、頑張っていようが、世間には全く関係ない。つまり迷惑をかけない範囲で好きにしていていいよ。私は今、関わりがある人間の、踏み込んでこない関係性に大変助けられている。これ以上踏み込まれるとどうなってしまうか、平常心を保てる自信がない。もう少し、時間が必要なのだと思う。長いことかかるなぁ、手がかかるなぁ。
自分では上手く言語化出来ない気持ちを、代わりに上手く表してくれる人がいないか探す癖がある。X(旧Twitter)は楽しいばかりではなくなってしまったから辞めたいのに、言語化が上手なオタクにあやかりたいからやめられない。でも、そうしていると応援したい子への批判であったり、その子のオタクへの批判であったりが目に入ってくる。日プ、くぅ〜疲れましたw 自分で上手くアウトプットしてひとりで満足出来ないのが本当に悔しい。
いろんなステージからの景色を見せてあげたいし、私はその景色の小さい小さいひとつの応援棒になるために働く。モブの夢まで、背負わせてごめんね。