マイカー通勤プチ哲学
反対車線に不用意に飛び出して敷かれた小動物の死骸があって、それを一羽のカラスが取りついて一心に啄んでいる。凄惨な事故現場であるのかも知れない。避けるようにちょっとした渋滞が起きている。
どこかで見たことがあるリハビリに特化した事業所の送迎車が横を走っている。どこで見たのか思い出そうとする。そうだ夜のウォーキング途中に見かけるあそこの車だ。
前方の車のナンバーが3323だ。惜しい。自分の車の走行距離を見ると77745、もう一息か。えっ、今日並ぶのか。これから日出町、安心院と走るから、どこかの途中で揃うんだろうな。ぴったりの瞬間を見てみたいと思うけど、きっともう何分もせずに、そんなことなんて忘れて、違う風景で違うことを考えているはずだ。
安心院のTさんの地鶏農園に、メンテナンスを終えたPCを持って訪ねてみた。鶏たちが元気に迎えてくれた。私より十ほど先輩ながら、養鶏と子ども食堂に精を出している。凄い人だ。
つらつらと、つらつらと意識と無意識が上手に運転をしている時に、こうして頭では別のことを考えては忘れて行く。読んでいる本のせいに違いない。「世界の適切な保存」(永井玲衣著)、ちょっとした哲学対話の本、好きなんだな。この手の本が。。。20240822
いいなと思ったら応援しよう!
ここで頂く幾ばくかの支援が、アマチュア雑文家になる為のモチベーションになります。