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みみずくスポーツ倶楽部イベント高崎山登山レポート

 1月に65歳になり形ばかりの定年を迎えた。そして寒い冬が去り菜の花に梅の3月、別府の街にも桜咲く頃には恒例の鶴見岳一気登山が開催される。今年は前期高齢者としてチャレンジしてみることにした。

 でも一人じゃ寂しいと言うことで、突然ながら「みみずくスポーツ倶楽部」なんてのを発足してみた。そして、鶴見岳一気登山の参加者を募って、9名のライングループを作って、本番前の練習を高崎山で何度かやろうということにした。

 その第一回目が3月11日の今日なのだ。参加者は私を入れて4名、初めての高崎山1名、20年ぶりの高崎山1名、日ごろ運動しない人3名、自転車で集合場所まで来た人1名、鶴見岳一気登山ハーフチャレンジ2名、フル2名、余談ながら平均年齢52歳、そんなメンバーで9時半に登り始めた。

 登山口には私よりも年配だと思われる賑やかな10数名のグループが全員集合を待っていた。私たち4名も少し賑やか目にスタートした。備え付けの杖を2名が持つ。そして、ゆっくりとゆっくりと進む。勾配の加減をじわじわと脚と呼吸と汗で感じながら、道端のスミレに気が付いたり気が付かなかったり、高崎山の城郭の歴史や造りを学びつつ、突然現れる眼下の景色に声をあげ、小まめに休憩も取りながら、非日常会話が飛び交い弾む。

 すれ違う人と交わす挨拶もいい。思いがけない人との再会もある。何度か息が上がったり下がったりすると、登り始めて約1時間、もう別府湾が一望出来る場所に着く。うわーとあがる声。景色は霞んでぼやけているものの、少し先には628メートルの頂上標識がある。皆の清々しい表情を撮る。カメラを向けられると過剰にポーズを取る人もいて、笑いが絶えない。しばし景色を楽しんで、水分と補給食を入れて、さあ降りよう。

 登りよりも実は下りが大変なのだ。脚の疲れもあり、体幹の弱さもありで、踏ん張りが効かず、ほぼ全員が滑って転ぶ。大人の転びのシーンはスローモーションで流れる映像のようで舞台映えして転ぶ方も目撃する方も楽しい。登りの半分くらいに刻んで降りるといい、ジグザグに下ると更にいい。これで次回は大丈夫だ。そんなこんなで12時には現地解散となった。

 ちなみに、本日の自転車の走行距離は35キロ、心地良く疲れたわ。
20230311

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