見出し画像

満チる。

願わくば
とろけるような甘さの孤独を

分かっている、これは真の意味での孤独ではない。
旅に出て帰りたいと言っている甘えたの戯言だ。 
自分を探しに旅にいくようなヤツだ。

でもそれが無駄かどうかは、誰かが決めることじゃない。
違う、誰かに決めてもらうことじゃない。
自分が行きたいと決めて行って、自分の意思で帰るものだ。
意味を見出すのも、無駄と決めるのも、自分だ。

そう自分に言い聞かせるのは、油断すると誰かに決めてほしくなってしまうからだ。

ほんとうに面倒くさい。

そう、私は怠け者の完璧主義者なのだ。
どうしろというのだ。
別に知ったことじゃないか。

今宵は満月。

月が私を照らす。
照らされた私はステージの上で
古いまじないを唱える。

あべこべあべこべどんぶらこ
そこのけそこのけ通りゃんせ
道を開けや猿田彦
天の岩戸で舞をまえ
此の花咲くやかたつむり 

とりかえばやあなたとわたし  
わたしはあなた
あなたはわたし

鏡よ鏡、私を映せ
真実を映せ 輪をくぐれ

明日になればこれも夢
それは呪詛にも似た祈り

あなたのほんとの願いはなあに?

呪いに少し手を加えましょう
熱をさまして扱いやすく
ほらこれは「願い」
でも押し付けはよくないからね、飲み込むものじゃないよ、口の中でゆっくり溶かしな。

彼女は魔女か賢者か
そこにたいして違いはないのさ

夢も現実も表裏一体
よい夢を見るには
よい現実が必要ってことさ

月と太陽が空を照らす
私から出る光と私に内在する闇

これは私の言の葉
これはあなたの中の私

扉を開けたらもう一つの月
回るのは天か地か
動くのは私かあなたか

真実と真理はどう違う?
言葉遊びする前に皿を洗わなきゃ
昨日泣いてたの私知ってるんだから。
でも黙っててあげる、
でも許さないから覚悟しといて。

転居のお手紙出そうかな。
忘れたフリもできるけど、
会いたい気持ちもちょっぴりあって、それが両想いか心配になる。

まだ人見知りとか言ってんの。
毒にも薬にもなる言葉

ひっくりかえして夢の中
たぷたぷと揺蕩えばここは
生まれる前か死んだ後か

とりあえず空腹を満たしたら
アンパンマンのマーチを歌おう
さしずめ私はロールパンナ
それはジレンマ
わかってよマドンナ
片手にベラドンナ
そう思えばもう少し気楽にMoving on


いいなと思ったら応援しよう!