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ひとりで呑めるもん
金曜日の夜、ひとりで行きつけのバーに行く。
のに、憧れていた。
ので、やってみた。
やってみましたよ。
まずは行きつけにしたいバーをネットで探します。
私は食いしん坊なので、ご飯が美味しいのは必須条件です。
お酒は弱いので、家から近い方が安心です。
そう、私はお酒が弱いのです。
お酒が弱くてもバーに行きたい。
なにか問題でも?
1回目
たのもーう、と道場破りの気分で突撃。
季節のおすすめカクテルとフィッシュ&チップスを注文。
黙々と食す。
フィッシュ&チップスはかなり美味しい。
カクテルは残念ながらあまり好みではなかった。
ご馳走様でした、とそそくさと会計。
2回目
当店自慢のカツサンドとジンジャーのカクテルを注文。
もんのすごく美味しいし好み。
だけどマスターとはまだ注文でしかお話しできず。
そそくさと帰る。
行きつけへの道は遠い。
何せ一杯で酔ってしまうから長居できないのだ。
ホットコーヒーでも置いてくれてれば酔い覚ましに注文するのに。
いやバーに何を求めておるのだ。
3回目
助っ人召喚。
お酒の強い話し相手がいれば長居できるしマスターとも仲良くなっちゃうかも!
ひたすら食べてひたすら喋ってひたすら飲む。
美味しかったけどバーで満腹になるまで食べるとお会計がちょっと予想以上で反省する。
先に鳥貴族にでも行けば良かった。
またもやマスターとは注文と会計でしかお話しできず。
ねぇマスター、ってクダ巻いてみたい。
いや違うな、美味しそうに食事とお酒を嗜む大人の女性を演じてみたいのだが、すぐに顔が赤くなってしまうのでナンカチガウのだ。
4回目
諦めません。
前回食べ損ねたクランベリーバターと、モスコミュール。
なんと他のお客さんから声をかけられる。
うわーバーっぽい!ぽい!
初対面の人とのお話しを楽しみ、マスターともちょっと雑談する。
一歩前進。
5回目
ナポリタンとギネスを注文。
食後に桃のカクテルを飲もうと思っていたのにギネスで酔ってしまう。くやしい。
食べてしまって手持ち無沙汰になってしまいお会計。
甘いものが食べたくなりスタバへ寄る。
それなら最初からカフェでよくないか?
いや、バーに行きたいのバーに。
迷走、試行錯誤、そもそも何がしたいのか。
まあでも、そんな毎日も、悪くないです。