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tricot対バン「トリコちゃんもう中学生」
2023.09.01
恵比寿リキッドルーム
ジェニーハイの『モンスター』
をイッキュウさんと歌ったり
yamaバンドのドラムのサポートを
してくれるヨッシーさんとのご縁で
tricotとの対バンが決定
場所は恵比寿のリキッドルーム!
他のアーティストのライブで
何度か来たことがある
中規模のライブハウスだ
最近のyamaさん
国立競技場や大型フェスに
どんどん出演している
あの距離感で見られるのも
今後そうはないのかも…
気がついたら
申し込んでおりました
(いつものこと)
整番もなかなか
良かった!
後でわかったのだけれど
tricotのメンバーは
横一列に並んで演奏する
メインボーカルのイッキュウさんは
下手側にいるので
割と見る人がセンターにこだわりが
無く、私たちが入場した時は
ドセン一列目がまばらに
空いていたりした
ライブが久しぶりでtricotも
よく聴くというお友達のTさんに
そのセンター最前に入ってもらい、
私とYちゃんはその後ろ、
ボウリングでいうところの
1番2番3番ピンの並びだ。
今日も盛り上げるよ!!
全体的な客層はtricotのファンが多く
若い人から超ベテランさんまで
年代もかなり様々だ。
ぱっと見ダイブやモッシュ好きな人は
いなさそう…(ホッ)
入場後しばらく3人でワイワイと
おしゃべりしていると
後ろから若い男性の声が
「yamaも楽しみだ…俺、
『yama、山に登る』の動画が気になって
それ見たいがためにファンクラブ
入ろうか悩んでる…」
という言葉が耳に入ってきた
体が自然に振り返って
「お勧めですよ(ニコッッ)」
間髪入れずに
「他にもyamaさんが
スイカ割りをしたり
射的を打ったりしてます。
あとASMRも最高です。
ステージで見るのとは
全然違う魅力たっぷりです
今日ライブを見た後、是非
入って見てください
必ずそのギャップで
沼にハマりますよ…(ニコニコニコ)」
と一気にお伝えしてしまった
(冷静に考えるとかなりヤバいやつ)
でもその男の子は爽やかに
「わかりました!」
と返事をしてくれた
今考えると冷や汗ものだ笑
そうこうしているうちに
ゲストであるyamaさんの
出番だ!!
SEに合わせて暗闇の中
バンドメンバーが登場
お立ち台はなかったものの
舞台中央にコレさんが…
(わー!やっぱりあのオープニングだ!)
???あれ??
コレさんギター弾かないの??
しばらくは所在無げに
センターで音に乗るコレさん
しばらくののち
やっとギターを持ち弾き始める
???
これは演出?それとも
ギター忘れちゃってたの?
でも会場の盛り上がりはすごい
そうこうしているうちに
yamaさん登場
ひーーー!やっぱり
ステージが低いから
近い!!!
手を伸ばせば届きそうだ!
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色彩
ステージに現れると
すごい歓声だ
一瞬静かになり、yamaさんが
歌い始めると有名なこの曲に歓声が
あがる
yamaさんは客席をしっかり見て
全身でリズムをとって歌う
何だか今日は挑戦的だ
そしてドラムのヨッシーさんが
すごい…
なんだかいつもより
音も大きいし、
「ドコドコドコドコ」と叩く所を
「ドンドコドンガラガッシャン」
みたいに手数が…多い!!
思わず隣のYちゃんと目を見合わせて
「なんか今日のヨッシーさん
すごいね…!」と盛り上がった
「yamaです!よろしくお願いします!」
春を告げる
立て続けのヒットナンバーなので
また歓声があがる
yamaさんはとても楽しそうに
客席に手拍子をアピールしてる
仮面の下はきっとニコニコ
しているんだろうな
私の周りにいるtricotのファンの
方達もみんな手を上げたり
拍手したりしてとっても温かい
あるいは映画のような
イントロが始まってすぐ
「あるいはだ!!」隣のYちゃんと
狂喜して「カチャ」で首を左に曲げる
「知らないはもういない!」
私たちとおそらく後ろにいる
yamaさんファン達の声が聞こえる
みんな全力で応援だ
tricotのファンの方々も
手を上げたりリズムに乗ったり
思い思いに楽しんでる
MC
「yamaです!
今日は呼んで頂き本当にありがとう
ございます!
そして、tricot結成13周年
おめでとうございます!
今日ドラムのヨッシーさんは
yamaバンドとtricotどちらも通しで
たたいてくれるので
もうyamaのステージで
全て燃え尽きてもらおうと
思ってます!
ここで、ヨッシーさんに意気込みを
聞いてみたいと思います!」
(MCでメンバーとの絡み!嬉しい!)
ヨッシーさん
「今日はyamaで燃え尽きる覚悟です!!」
いぶき
おおお!!もしかしてライブでの
バンドセット初めての披露では!?
yamaさんはステージを
下手から上手へ移動しながら
歌ってくれた
それにしてもすごく距離が近い!
まるでマスクの下の目の光まで
見えちゃいそう
なんか逆に照れてしまう
「One love, One love〜」
のところはコーラスだけで
yamaさんは口パクなので
ファンがみんなで歌う
この曲結構この掛け合いが
続くから
今回は人数も少なかったけど
ワンマンとかでファンみんなで
歌ったら一体感すごそう
いつかみんなで歌いたいな
新星
優しいピアノのイントロに
「新星だ!」と隣のYちゃんと
歓喜して目を合わせる
yamaさんは丁寧に、優しく
観客を正面から見て
「君の事思っては歌っているよ」
目の前で聴くこの曲の破壊力はすごい
静かなピアノとのデュオから
バンドの演奏が入ってくる所で
まるで止まっていた時が
動き出すように感じて
鳥肌が出るほど感動して
涙が出てきてしまう
yamaさんは丁寧に一言一言
言葉を紡いで
掌をかっと開いて
全身で歌っている
ここからは涙で全然見えなくなった
ただyamaさんの歌声だけを
全身で浴びた
yamaさんの突き抜けるような
高音がそれまで熱かった会場の空気を
凛とした冬の朝みたいに変えた
真っ白
ファーストテイクと同じ
ピアノのイントロを聴いて
一気に涙が溢れた
優しい歌い出しに
一昨年のファーストツアーの
思い出が蘇ったから
ツアーを通してこの曲が
1番印象が深く、大好きだった
でも、ピンと張り詰めた空気の中
たった1人で戦っていた頃の
yamaさんの孤独を思い出して
また涙が止まらなくなった
次にバンド演奏が入り
コレさんが…アコギを弾いている!
今度は配信をした
Versus the Nightを思い出した
24時ぴったりに始まった
配信をドキドキしながら
見たこと
幻想的なセットの中
黒い衣装で歌うyamaさんは
まだまだミステリアスで
手の届かない存在だった
そして…完全にバンドの音が止まり
yamaさんがゆっくりとアカペラで歌う
「真っ白な薔薇の上で
2人寝転んで…」
水を打ったように静かな
会場の中
yamaさんの声だけ
メジャーデビューしてから
色々な形でこの曲を
表現して歌ってくれた
その当時の自分の気持ちや
yamaさんの思い
全部ごちゃごちゃになって
感情に蓋をすることが
できなくなって
嬉しいのか悲しいのか
わからないままに
めちゃくちゃに泣いてしまった
本当にこの曲のアレンジが
素晴らしかった
MC
「『真っ白』という曲でした。
…早いものでもう後半戦です
自分は普段、様々なジャンルの曲を
歌っているのですが
今回はできるだけ色々なタイプの
曲を沢山やろうと思っていて
そうするとあまり時間の関係で
余計な事を話すことができなくて…
後半も楽しんでください」
桃源郷
去年のツアーの一曲目だ
今度はその時の楽しかったことを
思い出してまた泣いた
いつまでもメソメソしている私に
隣のYちゃんが
「みみさん!一緒に盛り上げよう!」
と声をかけてくれた。
うんうん、そうだよね
気を取り直して顔を上げた
間奏でyamaさんのところに
コレさんとカツヤさんが
集まってきて3人で
踊るようにリズムに乗る
去年の香川のモンバスで
セザさんカツヤさんと3人で
やっていたあの動きに似ている
すごくカッコよくて
またやって欲しいなぁって
思っていた事を思い出した
めちゃくちゃ嬉しい!!
麻痺
ここからはもう盛り上がるしかない
いつものように手を上げたり
手拍子をしたり
会場の熱気も
ものすごく上がってきた
くびったけ
一緒にカウントをして
始まったこの曲
yamaさんは客席を見ながら
全身で力一杯歌う
ステージ上を思うままに動き
時々しゃがんで見たりと
楽しそうだ
私たちも手を上げて
めいっぱい声を出して
めちゃくちゃ楽しい!
MC
「さっきも言ったように
今日MCの時間が2分半しかなくて
台本を書いてきたのですが
小さすぎて見えなくて…
結局アドリブで話すことに
なりました(観客笑)
トリコちゃんもう中学生という事で
13年も続けているなんて
本当にすごいです
自分も今日9月1日で
ファンクラブが出来て2周年
デビューしてからはまだ3歳
自我が芽生え始めた幼稚園生です
中学生になるまで続けられたらな
と思います
最近自分にとっての音楽は
昔みたいに単純に楽しむだけでは
無くて、時に牙を剥いてくるような
存在で常に戦っているのですが
責任を感じたりプレッシャーに
苦しくなったりして…
それでもこうしてここで歌って
皆さんと共有する事で自分も
救われるし
みなさんの光と
なっていればいいなと思います」
ストロボ
台本からではない等身大のMCは
思わずyamaさんの本心を
曝け出していて胸が痛くなった
昔みたいに歌が好きだけで
歌っていられない事
プレッシャーや責任
自分の意思以外で
どうにもならない事
きっとたくさんあるんだろうな
本物のストロボのような点滅する
眩い照明の中に
シルエットになったyamaさんを見て
この曲の孤独や寂しさや刹那を
一層感じてしまった
それでも私はずっと変わらず
ここにいて
この光を感じていたい
来年も、その次の年も、
そう思って手を高く上げた
Slash
最後のSlashは圧巻だった
何度もこの曲をライブで
聴いているけれど
ヨッシーさんの力強いドラムに
負けないくらい
全身で歌うyamaさんと
バンドのメンバーの演奏が
混然一体となって
この展開の多い難しい曲を
完全に自分のものにしている
そんな感じがした
対バン相手tricotの
13周年をお祝いする
素晴らしいパフォーマンスだった
今日もたくさん
驚いたり笑ったり
泣いたり
yamaさんがステージで歌う事が
救いとなっているように
私もこうして音をと光を浴びることが
光であり救いです
本当にありがとう