【出産レポ②】計画無痛→緊急帝王切開を経て思うこと
皆さんこんにちは、0歳児👶子育て中のmimi です。いわゆるバリキャリ・高齢出産です。今日は「【出産レポ②】計画無痛→緊急帝王切開を経て思うこと」というタイトルで書いてみたいと思います。
前回の記事ではまさにレポートという形で、陣痛開始から出産までの記録を綴らせていただきました。
今回は特に気持ち的な面にフォーカスして書いてみたいと思います。
計画無痛→緊急帝王切開を経て、もしそれを一言で振り返るならば、「無事に産まれてくれて本当によかった」ということです。何よりも、これに尽きます。
途中で臍の緒が太ももに絡まって心拍が下がってきている、という状況から元気な産声を聞いた時は、安堵の気持ちが押し寄せて心の底からホッとしたのを覚えています。
ただ10ヶ月の間、無痛分娩で産む覚悟でいたのが直前で緊急帝王切開になったことで100%満足のお産ができたか?というと、「YES」と言い切れない気持ちもあります。
妊娠中は悪阻もなく、体調もずっと良く、順調そのものだったので、お産もきっと順調に進んでいくだろうと思っていました。
「やっぱり予定通り経膣分娩で産みたかった」
最初にお伝えした「無事に産まれてよかった」というのがもちろん一番に来るものの、経膣分娩で産みたかったというのが本音の部分ではあります。後悔がないかと言われればそれはやっぱり普通に産んでみたかった。
手術直後は全く余裕がなかったのですが、少し回復して考える余裕が出てくると色々な感情が湧いてきました。
「私はお産を経験したって言えるのだろうか」
「帝王切開に切り替える前にもっと出来たことはなかったのだろうか」
「前日の夜、陣痛のような痛みを感じた時にすぐに病院に行っていたら何か変わったのだろうか」
帝王切開だって立派な出産の形なのに….。
色々なことを考えてしまいます。
あとこの本を読んでいたのも影響していたかもしれません。
ざっくり言うと、経膣分娩で産むことでお母さんの「菌」をもらうことができ、免疫が高まり、アレルギーが少なくなる、という内容が記載されていました。
もちろん産み方が全てではなく、その後の育て方や環境、元々の遺伝の影響も大きいとは思いますが、「免疫をあげられなかった、ごめん….」という気持ちが残ってしまいました。
そして一度帝王切開で出産した場合、2回目3回目の出産も基本的には帝王切開になる点も仕方ないですが、残念なポイントです。
一度切った子宮で経膣分娩をしようとすると、最悪の場合、子宮破裂などといった事態につながってしまいます。
病院によっては経膣分娩を受け入れてくれるところもあるようですが、私の通っていた病院ではリスクが高いので受け付けていないと言われました。私自身もそんなリスクを取って下から産みたいとは思えません。
ただ、もう普通に産むということは人生で経験できないんだ….というのも、先の不安として頭に浮かびました。
という感じで、入院中は自分の体の心配、子供の心配をしながら、色々な感情や思いが湧いていました。
こうやって緊急で帝王切開になった人は、同じように罪悪感を抱く人が多いのでしょう。退院前に担当してくれた先生が病室まで来て、話を聞いてくれました。
先生はその時にやれることを最大限やってくれたんだと思います。詳しいことはわからないけど、大きな病院だし、設備や先生の腕はお墨付きだろうし、そう信じたい。
「後悔がなかったかといえば、それは100%そうとは言えません。母子の安全が第一なので、結果的には無事に産まれてくれてよかった、という気持ちが大きいですが、やはり下から産んでみたかったです。でもこうやって先生が気にかけて、わざわざ来てくれたことは本当に感謝しています。ありがとうございました」
話しているうちに涙が出てきてしまいました。先生を責めているとかは全くなく、なんだかやるせない気持ちになって出てきた涙です。
自分の中では納得しているつもりだったのに、どこか引っかかるところがあったのでしょう。
今この文章を書いている横では、少し大きくなった我が子がスヤスヤ寝ています。
この寝顔を見ると、帝王切開だろうが自然分娩だろうが、無痛分娩だろうが、関係ないなとも思えます。とにかく無事に産まれて、健やかに成長してくれることが全てだなと。
今回の記事を書いて、改めて当時の気持ちを振り返ることで、蓋をしていた感情の発散が出来た気がします。
今は育児を通しての新しい発見や、我が子の成長の嬉しさ、日々の寝不足に悩みながら、前を向いて育児ができています。
取り止めのない文章になってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。