イラスト垢
先日、イラストレーターのさいとうなおきさんがYouTubeで イラスト垢のフォロワーの増やし方を解説していた。それによるとイラスト垢始めたての人はイラスト以外の投稿は一切せずに1ヶ月で全力のイラスト10枚ほどを上げ、かつ一次創作は周りから理解されにくいため、二次創作メインで上げると良いのだそう。
まずこれに関して言いたいのが始めたての人が今の時点で全力のイラスト10枚かけるか??ってところ。だって私イラストはじめて1年で10枚くらいしか描いてないもん笑 ツイッターは絵の投稿だけじゃなくて交流するアプリなのでどんどん良いねしていくことや魅力的なイラストにリプしたりして自分を知ってもらう努力はしてもいいんじゃないかなと思う。ただし自我を出しすぎるとあんま印象良くないかな。例えばあまりにも雑で描きかけのイラストを投稿して#絵描きさんと繋がりたい とか投稿しているのを見ると、単にこの人って、「これだけ私毎日練習しててえらい!!!偉い私をもっと見て!!!!」って暑苦しくアピールしているような気がしてならない。
最初のうちは二次創作メインに投稿するのは完全に同意できる。ただそのコンテンツが人気のある、トレンド入りしているコンテンツかどうかはある程度見極めないとだと思う。
トレンドで思い出したけど、こないだ企業のインターンシップに行ってきて、そこで商品開発について体験してきた。商品を開発するにあたってやっぱり重要なのはニーズの理解かなと思う。顧客や社会がどんなものを求めているか把握すること、社会のニーズとの解釈一致が求められるとおもう。
私も絵描きになりたいと思っているので、イラストの流行や社会のニーズに関しては敏感でいたいと思っている。(需要のある絵を描いてフォロワーを増やしたいから、、、)そこで企業の人にニーズの把握の方法について聞いてみたら、その人は、流行っているものはとりあえず受け入れてみて、なぜ流行っているのか仮説を立て、周りの人に意見を聞いて実証しているらしい。具体的に言うと、タピオカミルクティーが流行った年があったが、実際に飲んでみたところ、言うほど美味しくない。また、ミルクティーを全部飲まずに捨てている人もいる。そこで、人々がタピオカミルクティーを飲んでいる理由は、その人が映える写真を撮りたいからだ、と仮説を立て、実際に周りの人に聞いてみたら、写真のために買っていると答える人が多かった。つまり社会のニーズはインスタ映えすればなんでもいいものであって、ナイトプールや花火なんかでも成り立つのではないか、こういう風に考えるらしい。
タピオカミルクティーの例はさておいて、この思考プロセスはそのイラストがなぜ流行っているのか、そしてどんなイラストが求められるのか、もしくは必ずしもイラストである必要がなく、マンガ形式の方が伝わりやすいのではないかなど色々考察する上で割と便利な手法だと思う。
世間ではガンダムが流行っているらしいが、私は水星の魔女はおろかガンダムシリーズを1回も見たことがない。しかしこれだけ長く続く背景には隠されたニーズがあるのかもしれない。その「バズる」要素だけを抜き出して一次創作に取り入れてみる、もしくは雰囲気が類似する二次創作を描いてみるのもアリだと思う。ガンダム、見てみようかな。