2021~2023年自分の絵柄の変遷
2021年、漫画研究会に入部した時一発目に完成させた絵。この頃は一影とはなんぞや????みたいな状況で書いた絵のため、絵が平坦な感じがして、少し単調な感じがする。 構図に関しては今でもかなり気に入っていて、手前から奥にかけてのグラデーションが美しく、大胆な構図をしていて、最初の頃の勢いを大事に描いていきたいなと思う。
これは泡沫金魚から1ヶ月後に描いた絵。こうして見るとなんか今よりも構図が大胆で良いなと思う。この絵で一番見せたい部分は女の子のデコルテの部分なのだが、まだ上手く表現出来ていない。今も表現出来るかと言われれば素直に頷けないが。ともかく、絵に関してはこういう、見せたい部分を強調させることが重要だと感じる。対して今はどうなのかというと、見せたい部分を強調することは無く、人物がただ突っ立っているような単調な絵になってしまっているため、自分のフェチを全面に押し出した絵を描きたい。
2022年3月頃に描いたイラスト2つ。この頃は好きだったニューレトロの絵柄を真似しながら描いていた。スプライトの看板に関しては、実際に昔に使われていたものを参考に描いた。金沢の片町にある昭和迷宮館という施設に、昔使われていた看板や懐かしのメンコ、何年物か分からないネクター(中身が入っている)など色々な雑貨が売っているため、金沢に立ち寄った時はぜひ入店して頂きたい。
また、この頃はお店の看板や風景、雑貨などからアイデアを貰って自分の絵柄で描くということにハマっていた。やはり自分の趣味だけでは表現の幅に限界があるし、流行りのニューレトロなどの絵柄に挑戦して自分の表現の幅を広げようとしていた。モチーフからアイデアをもらって絵を描く試みに関してはまたやってみたい。
この絵は、金沢を流れる犀川の風景を元にして描いた。現実と非現実を共存させることで神秘的な絵になったと思う。
2022年5月頃に描いたイラスト。この頃はやはり自分の好きな絵柄はアイドルマスターのようなアニメ塗りだ、ということで、色んな絵柄に挑戦したことで好きな絵柄を再認識した。ただ、アニメ塗りのイラストはどうしても服の質感など質感が出しずらくなるため、この絵2枚ではアニメ塗りの影に追加して服の質感を追加した。
好きなアイマスのイラスト。やはり影の付け方が上手でスタイリッシュでかっこいい。影の付け方や構図に関してはいつも模写をして参考にしている。
アイマスを模写しまくってたらアイマスの絵柄にめっちゃ似てきた。
しかし髪や服の質感はアニメ塗りの表現では限界があるように感じる、、、それにTwitterでよく見かけるイラストは厚塗りで髪の質感などがしっかり描かれていて魅力的なものばかり、、、この頃から自分の興味はアニメ塗りから厚塗りに切り替わって行った。
10月から翌年2月頃のイラスト3枚。服の質感とは、、、?髪の質感とは、、、?金属の質感とは、、、?迷走を繰り返しながら模索する日々は結構辛かった。一月に描くイラストが一枚とかになって、一枚絵を仕上げるよりも何枚も模写をして練習に時間を割いていた。
この頃参考にしていたイラストレーターさんは、ねこぷし(猫屋敷ぷしお)さん、よむさんなど。とにかく手を動かして、ツヤのある髪の書き方、影の付け方を勉強していた。
うーん髪の艶の出し方が全然分からん。
お、何となくわかってきたかも。
何となくわかってきたかも。髪の影の付け方で大事なのは、髪を束で考えることだ。髪を束で考えて、光が当たっている場所と影が落ちる場所を定めることが大事なんだ。
というか、厚塗りって楽しい。気に入らないところがあったら上から色を重ねて修正すればいいから楽だ。相手にイラスト上に髪や服があることを塗りや質感で説得させるのが楽しい。アニメ塗りでの影の付け方の知識が全く活かせていない訳ではなく、大まかな一影をベースに細かい質感を影で表現するのが楽しい。
と、このように厚塗りもアニメ塗りも根本は変わりがなく、何事も経験だな、と絵を描きながら思った。今年の目標は自由自在にアイマスのキャラクターを描くことなので、骨格やポーズの勉強をする一年になると思う。あとコミケも出てみたい。漫画研究会みんなの絵の魅力が詰まったサークルカット、通るといいな。