お兄ちゃんはボクっ娘が好き
第1話【兄の秘密】
とあるバレンタイン当日
兄の部屋のドアをノックする妹…
妹「コンコン!お兄ちゃん入るよ」
兄「やばい…隠さなくては兄としての威厳が」
咄嗟に薄い本を隠そうとする兄
だが間に合わず
妹「お兄ちゃん…勉強中だったのかな…
えへへ、ごめんね邪魔しちゃって」
「あのね、あたし、初めて手作りチョコ作ってみたんだ
「良かったら、お兄ちゃん食べて」」
兄にチョコを渡そうとする妹だが
机の上には…
妹「お兄ちゃん…これ」
兄(やばいやばいぞ…コレはなんとしなければ)
兄「あぁーこれか、今な人気らしいだ」
「ボクっ娘女子ってなやつ」
「お前知らないの??」
「可愛い女の子が自分の事ボクっていうのが、爽やかな感じがしていいらしいぞ
」
妹「えっ!!そうなの??」
「あたし知らなかった」
「お兄ちゃんも好きなの…?」
兄「俺か…俺はまぁ雑学王として知っておかないと思ってな…」
(嘘である…ガチ好きである)
(ボクっ娘大好き人間である)
妹「そうなんだ!!爽やかな女子かぁー」
兄「おぅ、爽やかな女子いいよな」
妹「よし、あたし明日からボクっ娘になる」
「爽やか女子になる!!」
(マジかぁ!!)
(おいおい…天国かよ)
兄「まぁ何事にもチャレンジするその心
お兄ちゃんはいいと思うぞ」
妹「うん、お兄ちゃん、あたし…いや、ボク…頑張るね!!」
「素敵なボクっ娘になる!!」
(お兄ちゃん昇天しそー)
兄「おぅ、応援するぞ!!頑張れ」
(まさかのピンチがチャンスになるとは!!)
(しかも、俺の大好きなボクっ娘にこれは堪らん)
こうして、我が妹が愛しのボクっ娘になり
俺の薔薇色生活が始まった
✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――
第2話【真理の攻撃⠀】
妹「おはよーお兄ちゃん」
兄「おはよう、真理」
いつもと違う妹の髪型にびっくりする兄
妹「あっこれね…ボクっ娘になるって言ったから…いつものツインテール止めて、ポニーテールにしたの!…お兄ちゃんどうかな??」
妹(兄の好きな髪型はリサーチ済みである)
兄(ポニーテールだと!!1番好きな髪型である…)
兄「いいんじゃないか似合ってるぞ」
兄(やばい…ポニーテールはやばいだろ)
妹「えへへっお兄ちゃんに似合ってる言われてボク嬉しいよ」
兄(…昇天)
妹「お兄ちゃん大丈夫??どこか具合でも悪いの??」
兄「いや…昨日夜更かししすぎて寝不足なだけだ」
兄(嘘である…妹の余りの可愛さに昇天仕掛けたのである)
妹「じゃぁー、そんな寝不足お兄ちゃんに
ボクの特製カフェオレだよー」
「ミルクたっぷりのちょっと甘めだよー」
兄(ふっがぁー二度目の昇天)
妹「お兄ちゃん??」
兄「大丈夫だーちょっと目眩がしただけだ」
「ありがとう。頂くよ」
妹「うん、でもお兄ちゃんすごい汗!!それになんか息も荒い!!もしかして風邪」
ボクが熱測ってあげるね♡
兄「ふっげっ〜〇×🔺□〇×🔺□」
(兄3度目の昇天)
妹「お兄ちゃん??やっぱりすごい熱…」
兄(神様…生きてて良かった…)
がくっ兄そのまま気絶!!
妹「お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!
大丈夫??
兄「…」
妹「えへへ…ちょっとやり過ぎたかな??」
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