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新•幸福感

世界幸福度ランキング?でいつも上位にあるスウェーデンに住んでみて、
個人的な感想にはなるけど確かに幸福感は上がったと実感してます。

そして、逆に幸福度が高いからこそ今までの生活様式で対応できない気持ちとかも出てきてて今結構それについてあれこれ分析する毎日です。

多分私の幸福度が上がった理由はいくつかあるのですが、

良い意味でも悪い意味でも他人に無関心な感覚を知った
これは人によって感覚が分かれるかと思うのですが、この感覚があるから母国語ではない国で暮らすことも苦にならない気がします。
あと多分、日本での社会人経験も相まって図太くなれたのかもしれないけど。
日本での生活と比べると、他人から何かについて言葉で直接的に咎められる経験が激減したと思います(もしくは気づいてないか 笑)
だから、相手に『こいつ何言ってるんだろう』みたいな怪訝な顔をされることはしょっちゅうあるのですが言葉で表現されていない分捉え方は自分次第で大きく変わってきます。だから、そのときは『あ、変なこと言っちゃった』と落ち込んでも相手が何を考えているか分からないことを理由に後で自分に都合よく解釈することができるのです。
あとは、無理やりですが在住歴がそんなに長い訳では無いと自分に言い聞かせて開き直れます。
“おそらく私の周りの人々は私が普段からこんなに考えていることも気にしないぐらい自分のための生活を送ってるんだろうなぁ”と、、色々考えても最後はこの考えに行き着くから気持ちのダメージが少ないです。

物事の選択肢が少ない分悩む時間が減った
これも良い意味でも悪い意味でも、、、
今の生活は本当に選択肢が少ないです。

悪い意味から良い意味につながるのですが、
悪い意味での選択肢がないというのは、その分刺激が少ないというか。楽しくない。
例えば買い物にしても、交通機関にしても、レストランにしても選択肢がないが故に自分の意思とは反して行動しなければいけないことがたくさんあります。だから、あんなに買い物大好きだった私の物欲が激減したのは刺激がなくて楽しくないけど、お財布には優しくなる。というよりむしろ本当に欲しい物が何かを強制的に見極められる力がついたような気がします。

今も本当は来年の進学に向けてバックパックが欲しかったり、好きなブランドの服が欲しい気持ちが出てくるんだけど選択肢がないからそもそも買えないし、グローバルショッピングを頼むとお金と時間がかかるから気持ちを決めるまでかなり悩みます(本当に欲しいものは即決できるから、そうじゃないということは要らないという意味でもあるのかなとかなり分かりやすい)

今は多少なりともストレスはあるものの、本当に幸福度が上がってる感覚があるから何かをしてストレス発散をしないといけないことが無くて。
だから余計に今以上のものを欲する必要が無いし、最終的には自分が何が欲しいのかすら分からなくなります。
時々、あの物欲がある時のワクワク感とか高揚感は欲しくなるから無理矢理にでもそんな感情になろうとするときもある 笑。

あとは例えば外食やカフェに行くことも、大都会に住んでいる訳では無いのでお店の選択肢が少ないです。
が、これはもともとめっちゃグルメだというわけではなかったので映える写真が撮れるという目的でお店を選んでいたこともあり。
今は映える写真を撮る機会がほとんどなくなりました。
逆に時々出会うスウェーデンの伝統的な雰囲気のカフェや景色など、感動する場面があるのでその瞬間に満足して、幸せな気持ちになっています。


ライフワークバランスの意識が変わった
スウェーデンで働き始めて約3年、アルバイトしか経験はしていませんがそれでも働き手の権利という感覚は幾度となく経験しています。
一番強く感じるのは自分のための時間を持つという感覚です。
残業しようとしたり、無理に無給の時間を作るようなことがあると止められます(笑)
そして仕事で失敗したり、嫌なことがあったり、それを考えてしまう時間もありますが基本的に休みの日は気持ちを割り切って過ごせています。
移住して以降、語学習得と仕事しかほとんど頭になかった私。
それを周りに話すと、『頑張ってるね!』と言ってくださる派と『大変だねぇ、いつ休むの?』とちょっと同情の気持ちも入った言葉かけをしてくださる派に分かれます。
実は最近まで前者の声掛けだけで気持ちを保っていたようなもの。語学習得と仕事をして人脈を作ることを最優先に考えていたので、余暇を満喫するというような時間は移住してすぐ手続き諸々で何も身動きが取れなかったとき以外はありませんでした。というか必要ないとさえ思っていたかも。
でも最近になってようやく、今は学業を優先しよう!今まで頑張ってきた分、敢えて何もしない時間を作ろう!という意識が芽生え夏季休暇時のアルバイトが終わればシフトを極力入れないようにしようと思っています(いつまで続くのやら)
そして余暇の時間を本当に本当に心のそこから楽しめるような、趣味のような何かを見つけないとこの先燃え尽きてしまいそうな気がしてなりません。
こんな風に考えるようになったのはスウェーデンに来てからです。



と、今の状態で改めて感じた幸福感をまとめてみました。

今回もここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。

Hej då!




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