日産自動車が一時21%急騰!エフィッシモってなにもの?
✅24年11月11日日産自動車が急騰
一時21%上昇する場面もありましたが、引けにかけてやや調整も12%の上昇。
この後述べますが、日産自動車は決して業績が絶好調ではなく、むしろ厳しい状況です。
この動きには、エフィッシモに対する思惑があるといわれています。
そんなエフィッシモについて解説します。
✅日産自動車は242Q決算で99%の減益を発表
日産は7月に24年4~6月期の営業利益が前年同期比99%減の9億9500万円と発表。経営への懸念が表面化した。
米国や中国で販売が伸びずにいました。
✅不安が拡大した24年3Q決算
11月7日に発表された3Q決算では全従業員の7%に相当する9000人の人員削減と生産能力の20%(約100万台)の縮小を公表。
決算の内容はこちら
項目:前4-9月・今期4-9月・通期予想
売上高:60,633・59,842・127,000
営業利益:336,743・32,908・150,000
経常利益:412,681・116,057・ ―
最終利益:296,210・19,223・ ―
1株利益:75.64 ・5.24・ ―
単位:売上高は億円、利益は百万円、1株利益は円
通期見通しを、営業利益74%減の1500億円に下方修正は衝撃的
配当金も従来予想"年25円"を"未定"に
保有している三菱自動車の株を最大1億4902万株(発行済みの10.02%)を三菱自動車に売却し資金化予定など経営基盤も不安なニュースも・・・
株価は発表翌日は6%下落、翌週11日も4%安とかなり嫌気がされた様子でした。
✅2024年4~9月期半期報告書で流れが一変!エフィッシモの影
日産が11日に発表した2024年4~9月期半期報告書には9月末時点での大賀部主が記載されています。
そこにエフィッシモを示唆するファンドが2.5%の保有割合とでてきました。
これに驚いた市場関係者は急遽日産自動車株を買い戻しになったわけですね。
✅そのエフィッシモってなにもの?
エフィッシモキャピタルマネジメント
エフィッシモキャピタルマネジメントは、日本のアクティビストファンドの一つで、投資先企業の価値向上を目的に株主として積極的に関与することで知られています。
2006年に設立され、現在も多くの企業に影響を与えています。日本株の推定運用額は1兆円超とされ、企業ベースでのファンドでは日本一となっています。もともと旧村上ファンド出身者が創設しました。
代表者は今井陽一郎氏です。
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