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バークシャハサウェイアップル大量売却

✅バフェットがアップルを売っている!?

ウォーレンバフェット率いるバークシャハサウェイの決算が発表されました。
そこではアップル株の保有が急減していることが示されています。

✅24年2Q決算時の保有トップ5

この表の上のほうが24年6月末の数字です。

6月末の段階で多い順から

  • アップル・・・842億ドル

  • バンクオブアメリカ・・・411億ドル

  • アメリカンエクスプレス・・・351億ドル

  • コカ・コーラ・・・255億ドル

  • シェブロン・・・186億ドル

この上位5銘柄だけで72%を占める状況です。
アップルが842億ドルと2位のバンクオブアメリカの2倍とかなりの量を保有しているのが分かりますね。

✅アップル大量保有から変化

しかし、過去と比較するとバークシャハサウェイはアップル株をかなり減らしていることが分かります。

次に、下側の赤枠、23年末時点の保有状況を見ていきましょう。

  • アップル・・・1,743億ドル

  • バンクオブアメリカ・・・348億ドル

  • アメリカンエクスプレス・・・284億ドル

  • コカ・コーラ・・・ 236億ドル

  • シェブロン・・・ 188億ドル

これら5社で全体の79%を占めていました。

✅バークシャハサウェイのアップルの売却量


並べてみるとアップルの減少の勢いがよくわかりますね。

アップルの株価が大きく下がった結果、ならしかたありませんが

23年末から24年6月末の株価の変化は
192.53ドル(23年末)→210.62ドル(24年6月末)と約9%上昇しているのです。

ざっくりとした計算にはなりますが

23年末はバークシャは約90.5万株保有していたことになります。
しかし、24年末は約40万株という計算になります。

✅なぜアップル株を売っている?

アップル株はなぜ売られているのでしょうか。
決して、バフェット氏はアップルを悲観的に見ているわけではありません。

24年3月期の決算後の発言などから
現在行われている大統領選のあと、新たな政府は予算不足や議会による膨大な支出を考慮すると、今後数年間で大幅な増税が実現する可能性がある。
税率が上がる前に今より低い税率で税金を支払っておこうという思惑も。

バフェット氏はアップルブランドを高く評価しており、株主への手紙でも「宝」と表現するなど信頼を置いていると思われます。


✅無理して売る必要はない


確かに、ここしばらくアップル株は軟調な状態が続いています。
しかし、iPhoneを始めアップルブランドは世界に浸透しています。

24年6月期の決算でも以下のような好決算を出しています。

売上:857億ドル+5%(予845.3億ドル
営業利益:253億ドル+10%
EPS:1.4ドル(予1.35ドル

内訳 iPhone:393億ドル(予388.1億
Mac:70.1億ドル(予70.2億
ウェアラブル:81億ドル(予77.9億
iPad:71.6億ドル(予66.1億
サービス:242.1億ドル(予240.1億

株主還元 配当0.24ドルから0.25ドルに増配


もちろん景気などの影響を受けるものではありますが、バフェットが売ったから急いで売らなければならない、というものではないと考えています。

しかし、いろんな情報を収集し自分で考えてしっかり投資していくことを続けていきたいですね。


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