韓ドラ版・先輩風w
『愛の不時着』とBTSをはじめとしたKPOPのパワーで、私の周りにも韓流ビッグウェイブがやってきました!!
「これは面白いよ!」と薦めては「韓国ドラマだけは絶対見たくない」「整形してて顔が判別つかない」「私はハリウッド派なんで」と、
ぶつかり稽古バリに反韓ドラ派だった妹がこっちにやってきてから3年。
でもあります。
最初こそ、次はなにがイイかとか、私もそれ観た見たなんて盛り上がっていたのですが、そもそもマニアック体質な人というのは、研究でもするかのように虱潰しに観るんですねぇぇ。
あっという間に、新作はどうだ、次はだれが兵役から戻ってくる、と私がまるで知らない情報を網羅し、紹介してくれる立ち位置に。挙句には歴史ものにも手を出し、韓国史まで学んでいるそうです。
東方神起が二人になった頃、私の友達が突如めちゃめちゃファンになり、全国ドームツアーに行き出したんです。
その頃、私はすでに韓ドラファンになっていたので、韓国行きたいなぁとかいって一緒に盛り上がっていたんだけど、独身の友達は韓国のコンサートにも行き、兵役の時は見送りやお迎えにも行くという猛烈に推し活ライフに。韓国語も勉強し始めてたし、うわぁ、すごい。このまま韓国に移住しそうって思ってたんです。
その彼女が、「5人組の頃からファンだった人たちから、新参者って扱われて、なんか結構、居場所ないんだよねぇ」みたいなことを言ってたんです。
え、こんなに詳しくて好きなのに? というと、「好き歴史が浅いってことででしゃばるなってことみたい」と。
続いてうちの近所の開発地区の話。まず最初に住宅地が出来て、その後に大きなマンションが建ち、そこを友達が購入入居したんです。そしたらね、
「先住住民が新しくできたマンションの車の出入りが迷惑だから、マンション住民だけ一方通行にしろってことらしくて……」って困っていました。
先住っていったって、1000年も前じゃなくて、ほんの数年ね。だけど新しい人を新しいことだけで非難しちゃうんだぁ・
会社もそうだろうし、地域や推しや会員、登録に契約……
先にいたからって、それがなんだよ('Д')
と思っていたわけですが、妹が新しく韓ドラワールドに入ってきたころの私ったら、大真面目に先輩風吹かせてて、さらに
「前は全然嫌いだったのにねぇ」「アンチだったくせに」「愛の不時着以前の名作もたくさんあるわけよ~~」
と、「分かったかこの野郎」的に語っていたんですww ああ恥ずかしい。ごめんよ妹。感じ悪かったよね、私ったら!!(って本人には言いました)
横浜は3日住んだらハマッコって言っていいんだそうです。緩い、緩すぎるw でもいいなあ、その受け皿の心理。
下田出身の人が、下田って日本で早くから外人を受け入れていた地区だからか、よそ者に寛大と言われていて、だから自分たちもよそ者になっても堂々としてるんだよねぇって言ってました。いいなぁ、その寛大さ。
で、何かっていうと、韓国ドラマ歴は長いことは自分にとっての単なる誇らしい歴史ってことににとどめ、新しくファンになっている人たちに対して、妙な意識を持たない人でいたいっていう宣言です。
これは韓ドラに限らず!!
年って取ればとるほど、なんでしょうねぇ、排他的になりがちなのかな?
『ラケット少年団』を見終えたばかりなんですが、そこでも、古参の農村の住民たちと、都会から越してきた夫婦の誤解と、そこからの交流と親交が描かれていました。共感得やすい素材なのでしょう。
前からいる。
それは役には立つけど、偉くはない。
というのを噛みしめながら、ファンを続けたいと思います。