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ドクター・スランプも楽しみ
韓国ドラマ、という世界の歴史を観察しているワタシの私見をちょっと。
まず、メンタル面における変化にすごーく変化あるなー。と思いつつ見てます。
ヒョンビンの「シークレット・ガーデン」は2010年。
このころは、経営者が、精神科や心療内科にかかると株価が下がる、経営者として失格っていうシーンがありました。
主人公が困れば困るほどドラマは盛り上がるので、心療内科にいくだけで盛り上がれてた。
当時、え? そーなの?
アメリカドラマなんて全員通ってんじゃん?
と思いつつ観てたワタシですが、韓ドラワールドでは一大事でした。
あれから14年。
ラブコメ業界も、変わりました!
御曹司と貧乏ムスメが結婚すればラブコメだったストーリーはなくなり、
いまでは、御曹司や芸能人キャラが主役だとしても、ヒロインはへこたれなみならず、自分の仕事で人生を確立してからゴールイン。
あるいは、女性が年上物語は当たり前。
そして、なにより。。。
心療内科に行っても誰からも怒られないし、かなり受け入れられている様子。
ドクター・スランプでは、鬱になったと宣言する麻酔医の娘(パク・シネ)に、鬱に良さそうな食べ物を出したり、飲ませたりするお母さん(愛の不時着で北朝鮮のデパート社長やってたベテラン女優さん)が出てくる。
うちの娘に限って心がやられるなんてないー!とか、気のせいだ!甘えるなー!なんて展開のシーンが多かったけど、お。減ってきてる!
すげー変化だなー。
「今日もあなたに太陽も」が、投げかけたテーマは、韓国ドラマ界だけじゃなくて、
今の日本にもあるテーマだった。
この14年で、韓ドラワールドは、とんでもなく変化している。
常識も、価値観も、当たり前も、価値基準も、なにもかもがものすごく変化してる。
いい変化な気がする。
だから、世界に通用するドラマになってるのかもと思う。
日常生活の中での韓国はわからないけど、
ドラマの中の韓国は、娯楽としても文化としても社会問題提示物語としても、
アジアを凌駕してるし、
もうほんとに世界を、である。熱く語ってしまった。
ドクター・スランプは、人生挫折した男女の再生ドラマなんだけど、
トラウマと鬱を、1番隠したい家族や職場に明かしながら生きてく人達が描かれていて、なんだかとても新しい感じがする。
克服がゴールじゃない。
「今日も心に太陽を」でも描かれてた。
受け入れて、認めて、周りが理解して、受け入れ合う社会が、ほんの少しゴールに近づくことなのかも。
ドラマの世界観を洞察しながら、自分の価値観の多様化を図るのでしたー。