小さくて明るくかわいい働き者(母について)①
ウチの母には感謝しかない。小さい時からさんざん苦労をかけた上にいまだにほとんど恩返しできていない。本当に申し訳ないと思っている。
ウチの母の実家は床屋だ。トコヤの5人兄弟姉妹の2番目として生まれた。一番上がしっかりしたお姉さんで、みんなに頼られている感じだった。
その次がウチの母親。その下に妹、その次が長男、次男という感じだったと思う。
その兄弟姉妹は全員そこそこの美男美女だと思う。そんなにたいしたことはないと言ったら叱られるかもしれないが、そこそこ美男美女ぞろいだと思う。
ウチの母も若い頃は小さくてかわいかったと思う。細かったし、いつもニコニコしていて明るい。よく働くし面白い。とても理想的な母だった。
幼稚園ぐらいまでの僕はそんな明るい母の性格を受け継いで、明るくてひょうきん者だった。しかし、3歳ぐらいに風邪をこじらせてから、気管支ぜんそくになってしまい、その後、6歳までに6回入院した。
せきが一度出はじめると止まらなくて大変苦しい思いをしていた。けれども、母の明るい性格を引き継いで、僕も明るかったし、どの病院に行ってもかわいがってもらった。
つづく
読んでいただきましてありがとうございました。また次回、お会いできたらうれしいです。