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育休中、リスキリングしてみたけど

育休の扱いは、ずっと揺れている、と思う。
パパにも取りやすいようにしたり、給付を増やすと言ってみたり、かと思えばその間のリスキリングを推奨してみたり。

2023年の1月末、岸田首相が国会答弁の中で「育休中のリスキリング」を推奨したとして、炎上した。育休は休みじゃない、そんなもんできるかい、といった反応が子育て経験者を中心に上がっていた。
このニュースが話題になったとき、私はもうすぐ育休に入る妊婦だった。また、余裕があれば育休中に勉強したいなと思っていたところだった。

そしてその後、私は産後5ヶ月〜11ヶ月の間にコピーライター養成講座を受講した。授業は毎週平日2日、1回2時間で、全40回だった。
(※なぜこの講座を受けようと思ったか、講座の感想等は、以下のnoteにて↓)

10数回課題が出たが、それらも全て取り組み、提出した。この講座でかなり多くのことを学べたと思うし、本当に受けてよかったと思う。
育休中に何かしたい、学びたい、などを考える人は多いと思う。でもそんなの無理だと思う人、したくてもできない人も多い。
このnoteでは、育休中にリスキリングしてみた私なりの気付きを綴ってみる。


なぜ育休中に受講できたか

前提として、我が家の基本プロフィールは以下の通り。

私:27歳 仕事は経理 24年春に復帰予定
夫:ほぼ同い年 育休2ヶ月取って復帰
息子:2023年春生まれ 24年春から保育園

そして、私が考えた、「リスキリングできた要因」は以下の3つである。

①多大なる夫の協力


一番はやっぱりこれだ。
私が受けた講座は、平日週2日19:00〜21:00に講義があった。そのため、講義の日は夫が朝早く出社し、夜は早めに帰ってきて赤ちゃんのお世話をバトンタッチしてくれた。これは夫がフレックス勤務かつホワイト寄りな職場だからできたことだ。
土日は数時間夫が赤ちゃんを見ていてくれて、その間に外で課題をしてくることも何度かあった。本当に、special thanks 夫!!である。
育休中、平日昼間に赤ちゃんを見ながら、暇だなと思うタイミングはある。でも、その時間に勉強に集中するのは、かなり難しい。赤ちゃんには常に大人がついていないといけない。夫、もしくは父母、義父母など、協力者がいなければまず育休中のリスキリングは不可能だと思う。


②赤ちゃんの気質


これも大きい。うちの赤ちゃんは、よく寝るし、よく食べるし、そんなにぐずりもしない。(ただ、一生動き回るパワフルタイプではある。)たまひよの気質診断をやってみると、おっとりと診断された。

かわいいね、ひよちゃん

これがもし、全然寝なかったり、ずっと抱っこしてなきゃいけなかったり、敏感なタイプだったりしたら、事情は全然違っただろう。何か勉強しようなんて気にはなれなかったと思う。

③講座の柔軟性


コピーライター養成講座はオンラインでも現地でも受けられる。しかもどちらで受けるかという事前申告は不要である。これは私的にかなりありがたかった。オンラインでも手を挙げたり質問したりは問題なく行えたため、現地の環境と大きな差はなかった。また、もし講義の時間に受けられなくても、動画補講を受けることもできた(有料)。毎回必ず現地で!補講無し!だと、受講の難易度がもっと上がっていたと思う。
もちろん、いつでも好きな時間に受けられます!みたいな方が便利かもしれないが、この講座のライブ感、そして毎週決まった時間に参加が必要という程よい拘束感は、最後までやる気を維持するのにちょうどよかったように思う。

育休中の受講の大変さ

というわけで、講座は受けきって課題も全部出して、大満足!ではあったが、やはり育休中にうけたことによる難しさや大変さはたくさん感じた。そちらについても書いておきたい。

一番難しさを感じたのは、自学や課題の時間の取り方。そして、その気力の持ち方。

講義の受講自体は2時間夫の協力を仰げば何とかなった。だが、この講座の課題は何分貰えばオッケーというものではない。いい案が思いつくまで考えないといけないし、いいかもと思う案が出ても、もっと悩めばもっといい案が出るかもしれない。でも締切までにはどこかに着地させなければならない。私は転職も考えていたため、今後のために1本でも多く金の鉛筆を獲得したかった。だから、かなり課題に懸けていた。そのために出来ることは、使える時間を全部使って考えぬくことだった。
赤ちゃんが昼寝した間、夜寝かしつけや家事が終わった後、課題に取り組んだ。本当は眠いし一緒に寝たい。夜は夫と桃鉄でもしてたい。いや、でも課題しなきゃ…
好きで受けたので課題自体は楽しかったものの、精神・肉体的には大変だった。自分を律する力が必要だった。

特に、育児中ってなんかめっちゃ疲れている(私の場合)。私はそれなりに体力ある方だと思うし、臨月も毎日1万歩歩いていたくらいパワフルだ。でも疲れていた。
受講開始時、息子は生後5ヶ月。3時間に1回授乳が必要だし、夜中何度か目を覚ます。このときの大変さは授乳による疲れと寝不足だった。(授乳中はどれだけ食べても太らなかったが卒乳して速攻太ったので、本当に授乳はすごいカロリーを使ってたんだと思う。)でもまだ息子は1人座りもできなかったので、床をごろごろしていただけだった。そこから徐々にずり這いができるようになり、9ヶ月頃にはつかまり立ちと伝い歩きができるようになり…そのあたりから行動範囲爆広がり&危険度爆上げで、日中目が離せなくなった。また離乳食も量と回数が増えていき、作る、食べる、片付ける…で気づいたら一日が終わる。このときの大変さは、一日中気が抜けない・休めない気疲れ。
つまり、各フェーズ、いろんな疲れ方で疲れていた。
育休中のリスキリングは、体力も必要かもしれない。

まとめ・他人に勧められるか?

ここまでのまとめとして、私の「育休中のリスキリング」への考えは
夫などの協力を仰げて、赤ちゃんが手のかからないタイプで、体力のある方なら、ガチすぎないリスキリングはできるかもしれないである。
一括りにリスキリングと言っても私のはライトな方であり、何かの資格を取るとか、士業の試験を受けるとか、そういうものはまた完全に別の話になるだろう。でも私が受けたような、時間を割く量は自分で調節できるくらいのリスキリングなら、育児の息抜きになるし、自分に少し自信もつくし、上記の条件を満たす方はやってみてもいいかも、と思う。

とはいえ育休中は本当に無理しないことが大事であり、赤ちゃんとお父さんお母さんが元気なことが一番大事です。私は講座を受けることで気分転換になって心はより元気になったんですが、忙しさ?からちょっとだけ腸の調子が悪くなったりしました。(ストレスがすぐ腸にくる)(すぐ治りました)
無理禁物。無理というか、ちょっと頑張りすぎることも禁物。

以上が私の育休中のリスキリング所感でした。
お読みいただきありがとうございました!

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