『テザーでお給料』11月19日に考えたこと
Twitterは収益性を度外視して、社会的意義だけで成立して、社会的意義だけで資金調達して、社会的意義だけで上場して、社会的意義だけでPLを回す(回ってないけど)奇跡の存在だったのでは。その奇跡に収益性をぶち込もうとしたらそれは崩壊するだろう。
暗号資産の一つの(大きな)価値源泉に、金融包括をバックグラウンドとした資産価値の保全を途上国の資産形成層に提供するというものがあり、この観点ではステーブルコインが強いと思うのだが、彼らの給与を産むのは現地のリアル経済であるという問題点は残っている。
彼らの立場からすると、自分の力で変えられない金融政策や経済政策に収入が左右されるという問題点があり、ここにステーブルコイン建てで給与を受け取りたいというヘッジニーズがあるような気がする。
ここでビジネスしたいな。ニーズを束ねて固定スワップ提供するだけのサービス。それをフックにした取引所ビジネス行けそうな気がするけど。スワップの反対サイドは先進国のハイイールドアセットとして売れそうな気がするし。
途上国の若者にステーブルコインのヘッジを売るビジネス。若者たちは個として生きようとしても経済にとらわれる。所属国の金融政策のリスクを不本意に引き受けさせられている。それをカバーして、給与を(例えば)テザー建てで受け取ることができるサービス。
日本の外国人労働者向けにデジタル給与払いと絡めて円建てじゃなくてテザー建てで給与払うサービス。テザーなら実質ドルの為替スワップだからコスト低そうだし。
思想には大きく、世界を変えたい(自分以外の行動を変えたい)か、自分を変えたい(自分以外の行動を問わない)かの二区分ができる。多分厳密には純粋な後者は存在しないのだが、志向としては後者は存在しうると思う。
前者の要素が世界を狂わせる。
毎日のログインを求めてくるAgletちゃんと、ログインしなくても黙ってバックグラウンドで歩数をカウントしてsweatを積み上げるsweatちゃん。好感度合いはsweatちゃんのほうが高いが、サービスとして、ビジネスとしての強さは、個人に負担を強いれている(ることができている?)Agletちゃんのほうが強い?
何なんだろうなこの不安感は。ミッドライフクライシス。何も成し遂げないまま積み上げるステージから失っていくステージに人生が移り行くことへの不安とかかな。それなりに成し遂げてはいるから、これから何かを成し遂げられる気がしない、時代においていかれる気がする、とかかな。
おしまい