同じ作品でも年を重ねると、みる視点が変わる気づき
みなさんは、昔見たアニメやドラマ・映画などを見返したくなる時がありますか?私はたまにあります。
最近だと、Amazonプライム・ビデオやHuluなどの動画配信サービスが普及し、見たい時に見られるのが便利ですよね。昨年、急死した三浦春馬さんの死をきっかけに三浦春馬さんが出演している映画やドラマを見ていました。
その中で、「私を離さないで」というドラマのラストにある変化を感じました。2016年に放送された時に見ていた時の自分では、最後の結末がよくわからずもやもやが残っていたため、すべて見たはずなのにラストが思い出せずにいました。
<Introduction>
世間から隔離された施設・陽光学苑で「良質な」教育を与えられ育てられてきた恭子(綾瀬はるか)、友彦(三浦春馬)、美和(水川あさみ)。子どもらしい生活、子どもらしい教育を享受し「普通の子ども」であったはずの彼らはある日、生まれながらにある使命を与えられた「特別な子供」であると教えられ、自分たちの「本当の運命」を知らされる…。
運命を知った3人は絆を求め、人を愛することで生きる希望を得ようとする。子どもから少年・少女、そして大人になる中で「生きる意味」を模索していく3人。 大人になった3人は運命に抗うのか?それとも運命に従うのか?愛情、友情、絶望、希望…生と愛が絡み合うヒューマンラブストーリー!!
このドラマを通して現代の日本を生きる若者たちに「どんな状況でも命は輝くことが出来る」と感じ、今そこにある自分の人生を抱きしめてもらいたい…というのが制作陣の願いだ。
先日、見た時に感じたラストの納得感。前回見十時とは明らかに違う。「もしかしたら最後のメッセージの意味はこうなのではないか」「この終わりにした意味はこうだからかもしれない」と、今でもラストを思い出し考えることができる。
2016年の自分にはわからなかった、この感覚は何なんだろうか。ドラマを通してこの感覚は何かが気になりました。
そこで思い出したのが、子供のころに親が良く大食い番組を見ていたこと。当時の私は何がおもしろいのかよくわからずにいましたが、今はYouTubeで大食いをしている動画をよく見てしまいます。やはり親子ですね。私の場合は、そんなに大食いではない人が頑張って食べている姿に応援の気持ちと最後まで見届けたい気持ちでみています。親がどういう気持ちで大食い番組を見ていたのかはよくわからないですが、その間隔に近いのかなと思ったり。
自分自身の経験値が上がり、視野が広がる・目線が良い意味で上がることによって、見える世界も変わっていき、より豊かに自由に作品を感じられるようになったのかもしれないです。
ちょっと生意気かもしれないですが、脚本家の気持ちに少しなってみたり。思考が深まっている気がしています。自分の視点だけではなく、いろいろな人の意見を聞き、議論することも新しい発見があって楽しそう。
もし「生きることがつらい」と考えている人がいれば、「わたしを離さないで」をぜひ一度みてほしいです。何か変わることがあるかもしれないです。家族とは、自分の人生とは、生きるとは……。正しい答えがわからなくても、考え続けて生きることが人生なのかもしれないですね。
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