2/17 908fes 2021+1 Day-1 /KREVA・ZORN
ライブ前の話
年度末が近づいてて、数字の目論みをだいぶ外して詰められて…結構BADな2月でした。
私は何度か転職してるんだけど、新卒からずっと大枠としては「営業職」をやっていて…コロナ禍で業界全体ピリついているとは言え、こんなにどえらい未達成をやらかすのは初めてでちょっと本当にしんどかった。来期も営業続けるの無理なのでは???って気持ちもあるんだけど、今更営業以外ができる気もしないのでとりあえず頑張ります。
それに加えて同僚やクライアントが発症したり濃厚接触者になってガンガン自宅待機していく流れに、内心穏やかではない2月の前半だった。隣の席の子が自宅待機になった時は正直ちょっと覚悟して、真剣にチケット譲り先を考えたり、ずっと気持ちがソワソワしてました。こんなに「行けないかも」を長い期間引きずるの、初めてだったかも。
さてそんなこんなあったけど、無事に今日。フレックスで17時に退勤して、ライブ前におやつ兼早めの夕飯にシンガポールのソウルフードことカヤトーストを食べに🇸🇬
これずっと気になってたんだけど、薄くてカリカリのトーストにカヤジャムっていうジャムとバターが挟んであってそれを半熟卵につけて食べるという独特な料理。恐る恐る食べてみたんだけど、甘じょっぱいジャムと卵とソースがとても合ってて美味しかった。ホワイトペッパーもかけて、甘い!しょっぱい!スパイシー!美味しい!って感じでぺろっと平らげちゃった(多少のカロリーぐらい無視…)
そのままコピという名前の甘い練乳コーヒーを飲んで30分くらいだらっとしてました。指定席だし、開演15分前くらいにホールAへ。
なんだかんだ国際フォーラムでライブを観るのもホール内に入るのも初めて。たまに展示会で来るくらいで、あとは(都内の電車移動営業あるあるだと思うんだけど)国際フォーラムのことを「便利な地下通路」として捉えてる節がある。
ライブの話
当日まで席を確認してなかったので、入ってみて良席でびっくり。前から10数列目、908のオブジェ?の「0」のド正面。
武道館も横アリも2階席だったので、今回の席は厄除けの効果かもしれない。特に信心深くもなく、ノリで行ったんだけど今年の良かったことは全部「神田明神のおかげ」にしていく所存です。気の持ちよう。
今回ギリギリまでチケット売ってたし、18:15くらいの時点であまりの人の少なさにちょっとびっくりして、この2人のツーマンなのにこんな人がいないなんて…って思ってたけど、始まる時間には割と埋まってたので単純に開演時間の問題だったのかも。ほとんどの方が18時定時だとすると平日の18:30開演はなかなか厳しい。
私は今回が908fes初参戦だったので、いつものことなのかツーマンに配慮してなのかわからないけど、待ち時間の間に「Dr.K」の作り方を何度も映像流してくれたの、優しくてちょっと笑っちゃった。
ZORNパート
最初、絶対ZORNから出てくるだろうな〜って思ってたからKREVAが登場して少しびっくり。1曲はFinally「やっと会えたな」というリリックが、とても感慨深げだった。コロナ禍になってからはじめての有観客ライブ?なのかな?(違う?)重みがありました。その後はZORNと一緒に、新曲のクラフト。勝手に新曲は終盤だろうと思ってたので「え、ここで??」ってなったけど意外でめっちゃテンション上がった。「ここからはZORN」と紹介されて、ZORNパート開始。
今日は「杉山です」と名乗ってから「有楽町、地元を思い出しますね」って言って、失笑をかってた…そして、この街にふさわしい品のあるバラードことRepからスタート。
これ読んで下さってる方はご存知の通り?私はZORNのことはめっちゃ好きなんですけど、それでも時々とても引っかかるリリックがあるっていうのも正直なところで、直近で1番「うわ…」って思ったのがShinkoiwaの「うるせぇ 黙れ オ●マ」ってやつ。2020年の新譜でこれ言っちゃうのか、ってかなりガッカリしたんだけど、今回のライブでは「うるせぇ 黙れよ 馬鹿」になってて安心した(横アリの時もそうだったのかな?聞き取れてなかっただけかもしれないけど、今回は明確に聞き取れたので)
ちなみにクレフェスのお弁当は崎陽軒から、叙々苑にランクアップしたみたい。笑
このへんまで普通に見てたんだけど、Don't Look Backでなんか急にブワっときてしまって、ZORNはあと2ヶ月くらい誕生日が早ければ昭和生まれだし、般若が自身のレーベルに昭和レコードって付けてなかったらこのパンチラインは生まれなかったわけで…般若、最初っから"やっちゃったエンタープライズ"にしなくてありがとう…とか一瞬で色々考えました、我ながらちょっときもい。続くLife Storyもしみじみしながら聴いてました。
「ここからは良かったら座って聞いてください」と言われ着席。KREVAとの関係についてここで少し長めのMC。
最初に「まずはここに立たせてくれたKREVAさんに、そしてスタッフやお客さんに感謝を」みたいなことを言ってた気がする。あとKREVAのことをキングだと思ってる。そのKREVAに「次はお前だ」と言ってもらったと、でもそう言ってくれるなら早く引退してくれれば良いのに(笑)みたいな。スマブラの話を長めにしてたけど、ゲーム疎過ぎてあんまわからず。
再開は、家庭の事情から。これは座って聴く雰囲気で良かったけど、そのあと立つタイミング失っちゃったのがもったいなかった気もする。正直All My Homiesとかは、これは立つ曲では???って感じだったな。あとAll My Homies前に「音楽業界が〜」みたいなことを何か言ってたんだけど音のバランスで全く聞き取れなかった。あれ、なんて言ってたのか…聞こえてた人いたらどなたか教えてください。
Lostの「My lifeの頃だと言った」からのMy lifeっていう流れは初めてだった。奮エテ眠レ→My lifeの流れの代わりにこれが鉄板になるのかも。でもそうするとDARKNESS名義の曲、ゼロになるなぁそれはそれで寂しいなぁって思ったり。
終盤になり、改めて聴くRewindもとても良かった〜。そしてZORNの最後はOne Mic もちろんKREVAが登場して、ここから後半戦。ツーマンとかって転換があるのが当たり前だし、それでちょっと場の熱気が落ち着くのがあるあるだと思うんだけど、ラストの曲をバンドセットにして、転換無しで繋ぐのめっちゃ良い構成だった。熱が冷めないどころか、1番高いボルテージのまま後半に突入出来る流れでさすがだった。
ちょっと脱線するけど、One MicのMVで例のノートらしきものが映って「こんな前から仕込んでたの?」って思ったんだけど…元々このデザインのノートがあって、それに文字入れしてグッズにしたんですね。そう言えば📓の絵文字もそれっぽいしメジャーなメーカーなのかも?日本のコクヨ的な?カラバリも豊富だし、私が学生だったら科目分けして使いたかった。
(※どちらもアフィリンクじゃないです)
閑話休題。
私、入りはどちらかというとレゲエでHIPHOPの聴き始めが遅かったのと、だいぶ偏ってたので正直KREVAをちゃんと通ってこなかったタイプで。
なんとなくアルバム1枚まるっと聞くとちょっと食傷気味…って思ってたんだけど、今回はピンポイントでおすすめして頂いたこともあって割と予習できた気がする(ありがとうございました)。多作なアーティストだと特に、ライブに照準合わせて改めて聴こうとすると手をつける場所がわからず途方に暮れるんだけど…入り口誘導してもらえると、ほんと気が楽になる〜
KREVAパート
KREVAの序盤は、In The House・変えられるのは未来だけって感じで続いて、MCではとにかく口を開くと「ありがとう」って言葉が出てきちゃうというような感慨深そうな感じがとても良かったです。
このご時世で3Daysをやるって、どれだけプレッシャーがあったんだろう…ご自身もそうだし、1組でも体調不良が出たら予定通りに行かないわけで。無事に初日を迎えられた安堵のようなものが滲み出ていたように感じました。
あと今日ここに日本のラッパーのトップ2が揃っちゃってるから、残念なお知らせだけど今日が終わって帰ったらそのほかのラッパーがだいたい格好悪く聴こえるよって言ってた。その後の「冗談だって、めんどくせぇなぁ」のなんとも言えない悪い笑顔が格好良かった。
途中で電話がかかってくる的な寸劇挟んでて、こういうのやる人なんだ…って思った。お茶目。笑
あとどの曲で銀テが降ってきたか覚えてないんだけど、銀テのシーンは本当に美しかったなぁ。場所的に、左右の銀テが交差するような位置にいたので、中央に赤いKREVA・左右から降り注いでくる赤と銀のテープを見上げるような構図でした。このために赤着てたの?ってくらい、華やかだった。この席にcherry chill willがいたらとんでもない写真が撮れてただろうなっていう鮮やかな瞬間。目に焼き付いてます。先日のZORNのサイリウムもそうだけど、こういう「いかにも大箱ライブ」みたいな演出、一体感あって楽しい。好き。
2021年が908fesの10周年だったそうで、だから+1。いつか何も気にしないで、メンツも分けずに観客も大声出して普通にライブが出来る日が来たら良いし絶対来るからと、少しずつでも良い方に変化してると、終わらないように思える道路工事も気づいたら終わってた(笑)みたいなことを話してた。
終盤、音色とLOOP END/LOOP START。映像とか声とかビートとか諸々の雰囲気含めてこの2曲が一番好きでした。
KREVAはとにかく1つ1つの所作がとても綺麗だったなぁというのが肉眼でちゃんと観た感想。「静と動」がきっちりしてて、指先まで神経通ってるというか見せ方がわかっている感じ。スターであることを自覚してる、良い意味のナルシズムみたいなものをヒシヒシと感じた。(ナルシズムって言葉、ポジティブな意味で使って良いのか自信がないので他の言葉に置き換えたかったんだけど、他にピンとくる言葉がなかった。悪い意味じゃないです)
最後はタンポポで終了。今更だけど、One MicはZORN名義だからZORNが先頭で自転車漕いでて、タンポポはKREVAが前でボートに乗ってるのかな。今更?って感じだけど。
さて序盤でクラフト・ZORNの締めでOne Mic・最後の最後でタンポポという構成だったから、というのもあるし恐らくZORNヘッズにはAREA AREA RemixやRewind爆弾がこびりついてるから(笑)タンポポ+αを期待する雰囲気がちょっと漂ってて、拍手のテンポがアンコールに移行すべきかどうか曖昧な感じだったんだけど、サプライズはなくアナウンスがあり閉幕。約2時間、濃密な時間でした。
いままで、KREVAはアルバム通して聴くのがちょっとしんどいって思ってたんだけど、理由がようやく自分でわかって。多分声に張りがあり過ぎるというか…日常で聴くには発声が良過ぎて鋭利。耳に体力ないと聴けないというか…表現が難しいけどそんな感じ。
勝手に全部コッテリ系(笑)だと思ってたんだけど、意外とそうでもなくて、時間かけて読み込みながら聴いてみたらリリック好きでした。今更感はあるけど、もう一回ちゃんと聴き直してみようかなぁと思ってます。
ライブ終わり〜まとめ
フォトブースで記念撮影してる人多くて、ちょっと良いなぁって思いつつ、仕事終わりのサラリーマンに紛れていつも通りの帰路を通って帰宅。すっかり金曜日の気分なんですけど…明日は普通に仕事らしいです。フォーラムの翌朝、私も仕事着〜
いつものことながら雑な感想なので、意味があるかはわからないけど、一応この文章は3日目が終わってからUPしようかなと思ってます。
これを書いている今は2022年2月の18日になったところ、深夜2時の少し前。明日はちゃんと起きます。たぶん。
ちなみに、本当だったら2/23の田我流を見に行こうかなと思ってたけど…無くなってしまったので次のライブは未定。Awichは正直少し迷ってる。好きなんだけど…最近少しだけ、気持ちがざわつくものがある。好きなんだけどね。
以上かな。
だらだらと書いたものを読んで頂けるだけで有難いんですけど、その上でコメントやリプ、何かしらの反応して頂けるのほんと嬉しいです。こんなテンションで書いていいのかな〜と思いながらいつも公開してるので。
誤字脱字の指摘でも感想の感想でも、何かありましたらお声掛けください。ではでは。