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〜独身偽装者との恋愛〜私の復讐実録。#①既婚発覚
私26歳、彼29歳。
マッチングアプリでの出会いから3年、
破局・復縁含めて
交際期間は2年で結婚の話もしていた彼氏が、
3人の子を持つ既婚者だった。
私が今まで生きてきた中で、一番衝撃的でショックな出来事であり、それを知ったと同時にじっとしていられないのにも関わらず呼吸の仕方は忘れてしまうような説明しがたい衝撃だったことは今でも昨日のことのようにしっかりと覚えています。
マッチングアプリや相席バーが普及し、普段出会うことがないであろう人たちと簡単に出会うことができるこの時代。
だからこそ、当時の私の経験と共に
独身偽装・貞操権侵害
という言葉を少しでもたくさんの方に知ってもらえたら…同じような経験をされた方の参考になれば…そして何よりも自分の気持ちを改めて整理できればと思い、少しだけ時間が経った今、この度noteにまとめようと筆(?)を取りました。
なぜ既婚者だと発覚したのか?
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それは、何気なくInstagramで交際期間中の彼の本名を検索した忘れもしないあの日、
彼の名前の公開アカウントが出てきたからです。
「パパお誕生日おめでとう」と書かれたケーキを持った自分の彼氏が見知らぬ幼い子供たちと写る写真、3人目が産まれたというシンプルな一文と共に写る新生児の写真…。
最初はどういうことか本当に意味が理解できませんでした。
これは誰?何かの間違いだよね?と。
その時はちょうど実家から自分の家に帰ってきたばかりで、震える手でiPhoneを持ちながらしばらく呆然と立ち尽くしていました。
(そしてこのInstagramから後に、
さらに信じ難い衝撃的な事実が発覚します。)
それを見て何よりも最初に思ったのは、
もし本当に既婚者なら、
この人と今すぐ別れないとダメだ。
3人も子供がいるなら、この人は離婚はしない。
今まで私がどれだけ「仕事が忙しい。でもいつか必ず結婚したい」という彼のことを支えていろんなことを我慢して付き合ってきたのか、
そして20代後半という貴重な3年間をその何の実りも得られなかった無駄な時間に費やしたという絶望、どうすればいいのか分からないという不安、それに反していまだに彼を好きだと思う気持ち、何かの間違いかもしれないという期待、
一気にたくさんの感情が押し寄せてきて、それまでのことを考えると頭の整理なんてしている余裕もなく、ただただ涙が止まりませんでした。
出会った時から
私に大きな嘘をついていた彼。
絶対に許されていいはずがない。
そしてこの瞬間から、
彼に対する恨みと怒りが体中から湧き起こり、
大好きな彼を絶対に許さない私 が
誕生しました。
なぜそれまで気付かなかったのか?
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相手と正当な恋愛をしようとする独身偽装者
簡単です。
彼が嘘をついていたから。
ただそれだけです。
一緒に過ごす時間の中で、彼の置かれている環境や仕事の忙しさ故に「この人本当は結婚しているんじゃないか?」と感じることは何度かありました。そう感じた時には、何度も本人に直接確認をしました。すると彼の答えは、
「結婚しているわけがない」
「まだそんな風に疑ってるの?」
頑なに、時には私に呆れたように
ハッキリと、こう答えていました。
そりゃそうですよね。
実家暮らしと言われていたので家に行ったことはなかったけど、電話番号も名刺も貰ってたし、昇格してからは会社のホームページにも役員として彼の名前は掲載されていて確かに嘘はひとつもなかった。
しかも結婚してるかどうかなんて、正当な交際関係にある相手にする問いかけでもない。ただただ私との時間を捻出するために彼がまじめに仕事を頑張っているだけだったとすると、あまりにも彼女として不甲斐なさすぎる。本当に自分本位でバカな質問だよなと、反省することもありました。
そうなんです。
このように「疑った自分が間違っていた」と思わせられてしまうくらい、日常で息をするかのように罪悪感も持たずに自然と嘘を吐く人間だったのです。
私ももちろんそういう人間が世の中に存在するという話は都市伝説的に聞いたことがありました。
そして知ってしまったんです。
自分には関係のないものと思っていながら当事者になって初めて、こういう人間が近くで長い間本当に存在していたということを。
全てを覆して結果的にこういう人間だった、という事実がこの時になってようやく判明し、私が好きだった彼は彼が私と交際する為に作り上げた全くの虚構人物・嘘で塗り固めた化けの皮でしかなかったという真実を改めて突きつけられることとなってしまいました。
Twitterに後押しされ、復讐へ。
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彼が既婚者だったというこの事実(仮)が発覚して気が動転した私がまず初めに自分の判断で行ったのは、
・親密な友人にのみ報告
・Twitterで投稿
・勢いで彼には連絡しない
(いつも通りの私でいる)
この3つでした。
私は、結果的にみると自分のこの当時の行動にミスはなかったと思っています。
この件で連絡をした少数の友人たちには最初から最後まで支えてもらいました。
そしてTwitterでは瞬く間にその1ツイートが何万と拡散され、気付けばフォロワーももといた数百人から莫大な数に膨れ上がりました。
今すぐアカウントに鍵をかけて…!
文章の整理もできずに支離滅裂な私の「助けてください」ツイートをみた方数人から、まず最初のアドバイスを受けました。
それを見てとりあえず鍵をつけてみる私。
たくさんの通知が来すぎて、見ていなかった大量の引用RTやリプ、DMに目を通してみることにしました。
「気付かないほうがバカ」「穴としてしかみられてなかったんだよ」「フォロワー稼ぎだろ」「自分の身の丈に合わない相手と付き合うからそうなるんだ」「見る目養え」
こうした数件の心無いメッセージばかりが、不思議とその時の私にグサグサと刺さりました。
そうだ私が悪いんだ、どうせもう何もかもやり直せない、このままここから飛び降りてやろうかと、本当に思いました。
しかし鍵をかけて以降は、誹謗中傷のメッセージはほとんどなくなりました。
その代わりに、顔も知らない私にTwitterから救いの手を差し伸べようとしてくれた方が日々たくさんいることに気が付きました。
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同じような経験をしたと、励ましや応援をくださった方
少しでも元気になるようにと、ギフトを送ってくださった方
法律に基づく的確なアドバイスや指示をしてくださった方
彼に対し、私と同じようにまたはそれ以上に怒り、悲しみ、絶対に許さないという気持ちでいてくださった方
彼が私に対する好きだという気持ちだけには嘘はなかったはずだよ、と私に常に寄り添い優しく支えてくださった方
毎日たくさんの方に救われました。
これから先に続く慰謝料請求という名の復讐は、私一人だけで最初から最後まで行動できた訳ではなく、私を先頭に、Twitterにいる何千もの逞しいフォロワーが私の後ろをゾロゾロと着いて一緒に戦ってくれていたからこそ達成できたもの。そう表現することが正しいと思っています。
皆様の周りにいるような至って普通のOL(発覚当時29歳)が、たくさんの方の知識をお借りして、無知の状態から勇気を出して素早く強く勇敢に、こんなにも短期間で淡々と行動することができたのか…!(自分でいうのもなんですが)
という、それまでに至る背景を感じながら読んで頂ければと思います。
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